理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

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新聞社

毎日新聞の常務取締役まで登った著者が、新聞ってもうビジネスモデルとしてやべぇよと言うだけに留まらず、じゃぁ新聞ってこれからどうすれば良いのか、その未来構想まで示した本。佐々木俊尚の「グーグル Google」の中ではGoogle Newsが"既存のビジネス(新聞)を破壊する"ものとして描かれていたけど、それ以前の問題として、新聞自身が新聞というビジネスを破壊している現状を徹底的に述べておられました。


新聞はまさにペンは剣より強し、表現の自由と権力の監視を旗印にしてきたけれど、表現の自由が市民権を得た今、自身が既に権力であるにも関わらず、自身を監視することを怠っているというのが著者の主張かと思います。ラジオ・テレビ局を抱え込みメディアを占有して、少数のメディアが多様性を確保しようっていったってそりゃ無理で、玉石混交の中からしか多様性なんて生まれない。そして、とっとと部数至上主義から抜け出さないと、自転車操業を繰り返している今の状況じゃマジで未来なんてないよという話のようです。


なぜこちらが払う以上の金額の景品が、新聞契約するともらえてしまうのか(法律違反です)、そういう新聞にまつわるエトセトラの理由も分かる本でした。


新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)

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