理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか

もうね、ひろゆきと小飼弾と佐々木俊尚(敬称略)が出てる時点で買いだろこれ、ってことで、この本がでるよ!予約始まるよ!って聞いてから、ずーっと楽しみにしてたんですけど、いつの間にか忘れてました。あるある。ただ、今日ふらりと本屋に寄ったところいきなり置いてあったので、これは運命だそうに違いないと、即断で購入。で即読む。


タイトルから、ぼくはずっとひろゆきの語る2ちゃんねる論であると思ってたのですけれども、サブタイトルが"巨大掲示板管理人のインターネット裏入門"ってことでして、実はweb進化論だとか、そっち系のお話です。そう思って読んだらまた読後感が違ったんでしょうけど、ぼくは「この本は2ちゃんねる論だきっとそうだ」と思って読みきってしまったので、なんか違うなーとか思ってしまった。でもきっと、最初から裏入門だと思って読むと、面白いんじゃなかなー、ひろゆき的web進化論って思って読むといいんじゃないかなーとおもいます。


佐々木俊尚さんが、ひろゆきは実も蓋も無い悲観的野郎だぜっておっしゃっておられるんですけれども、そのとおり、本の中ではgoogleもはてなもmixiも技術的にはそんなにたいしてことないよ、web2.0なんて実態ないよって切ってすててます。CGMも集合知もどうなの、とか。そんなひろゆきが、web2.0ってすごいよ、googleって世界変えるよ、っていう佐々木俊尚さんと対談とかしてたりするので、さぁたいへん。なんか二人とも水面下でバトルしてるような感じがしてたいへんスリリングでした。


小飼弾さんとの対談は、なんつーか二人の会話が超スピードで推移してしまうので、ぼくのような凡人は、本を読んでるのに高速道路に巻き込まれたスピード感を感じてしまうんじゃないかと思います。ぜんぜん違う。自信とか奪われるかんじです。


ISBN:978-4-594-05388-8:detail