理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

考える力をきたえるために今日からブクマする記事には全部コメント書くことにした

今日からはてブにブックマークする記事には全部コメントを書くことにする!

**考える力がないよね

ぼくが博士後期課程に進まない理由はいくつか(大きく2つ)あるのだけども、そのうち1つは、自分の「考える力」というヤツに限界を感じたからだったりします。とりあえず成績は良かったものだから、自分は考える力があるなーとか調子コいてたのだけども、決定的にそれが欠如していることに研究を始めてから気づきました。

ぼくの指導教官はわりかし「考える」という作業を学生に委譲してくれる先生で、あんまり「これやってみて」とか言わない。代わりに「考えてみて」とかよく言います。考えてみたら次「んじゃそれやってみて」って言われる。あまりにもその方向がヘンテコなことなっていると「ちょwww」とかいう感じですが、基本的にはいつもニコニコしながら見守ってくれます。そういう環境に置いてもらってはじめて、自分の力不足というやつにきづいたよ。研究の方向性は見えたし、どこに着地点があるのかも分かっただけども、その着地点に着地するために、着地したと分かってもらうために何を見せたら良いのか、もうそれがわからないのです。どーしたもんかなー、なにすればいいのかなーとか考える、考えて考えて思い浮かばない、んじゃとりあえずネットサーフィンすっか、みたいなかんじです。たぶんだけど、考えるには頭の体力が必要で、その体力がないんでしょう、はい。

**大学院はきてよかった

なんで今までそれに気づかなかったかというと、着地点とともに、何をすれば良いかがわかっていたからかなとか思っています。テストで100点を取るのを目標にした人がいたとする。ぼくはそういう人に超スゲー助言をすることができるスゲー人で、とりあえず「教科書の範囲全部と過去問全部、あと解法全部暗記しろ」とかいう。できるかどうかは効率と根性と優先度の問題だけども、別段これといった目標がない人なら勉強の優先度MAXにして、一日勉強ばっかししとけば不可能なことじゃないんじゃないかなー。とりあえず成績を上げるためにすべきことというのはわりかし明確で、あとは精神論と方法論の世界で、あんまし考える必要はない*1

ただそれが研究となると、着地点が決まってもそこまでの経路が自明じゃない。今までろくに考えもせずにきたものだから、そのギャップが今、特に堪えているような気がしています。もちろん、考える力を伸ばしていくための博士後期課程という考えもあるのですけども、ドクターorドクターOBの方々を見るにあたって、どうも本質的なところで、考える力の質がちがうような気がしたのです。

わりかし大学院に行く意味がないという話はよく耳にしますが、自分に考える力が現状ないということを知ることができた時点で、親には申し訳ないことかも知んないけど半期27万(?)の元は十分に取れてるし、今の環境を考えるとおつりがくるくらいだよなーとか思っています。

**ボスにこんなことも言われた

就職活動してるときにボスに(M1全員が)怒られたことがあって、それはセミナー行きすぎとかいうお話でした。じつはその頃はその意味をよく取れていなくて、「セミナーに行かないと有用な情報は得られないじゃん」とかバカっぽく反発したりしました。内心だけども。たぶんそのときボスが言いたかったのは、考えもしないでセミナーばっか行っても、意味のある情報を得られるはずがないってことだろうなと。セミナーに参加するのは悪いことではないけども、それ以前に、何を目的としてセミナー行くのかを考えろってことだったんだろーなとか思いました。

**ようやく

とりあえず自分に考える力がヤバイくらいにないことが白日の下にさらされた感じですので、考える訓練をするために、ブクマにコメントを逐一書きまくってやろうかなーとか思っているところです。

*1:考えることはできるけども