理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

自民党と戦後

その日その日のニュースを見るのはわりかし楽しいんですけど、ぼくは劇場型政治とやらが好きだったクチで、イマイチ今までの流れですとかを知らない。誰がどの派閥とか分からないし、どの派閥がどの系譜をたどってきたのかも分からない。それでもテレビからは毎日政治のニュースが湯水のごとく流れてくる。この湯水を今の状態だと単に垂れ流すだけだけど、ちょっとでも理解できたらその湯水を有効活用できるかなーと思って、星浩さんの本を読んでみたのでした。

ISBN:4-06-149785-5:detail

内容はタイトルの通り。戦後から小泉政権までを超速でカバーする本。200ページで50年を詰め込んでいるわけで、詳しい(もしかしたら詳しくなくても)流れを知っている人には「こんなことあったな」と、懐古(回顧)しながらよめるんじゃないかと思います。そういう意味でとてもコスト(ページ数的な意味で)パフォーマンスがいい。たぶん。内容も思ってたよりずっと客観的でした。自民党の政策立案能力が低くなっている的な記述はよく目にしたけど。


ぼくなんかは政治の流れをよく知りませんから、この人誰だ!みたいな人がたくさん出てきて、やっぱし難しかったよ。PCの前で読むときはwikipediaとか引きながら読めたんですけど、ぼくの読書空間の大半は風呂の中が占めますから、難しかったのですね。ユビキタスコンピューティングだのパーベイシブコンピューティングだの騒ぐときは、ぜひともお風呂からの情報アクセスを可能にしてほしいなーとか思いました。今google scholarでちょっと調べてみたんだけど、風呂でコンピューティングとかはあんまし手が付けられてない研究分野っぽいぞ!!