直接接続 (WAN 接続を含む) されている Cisco 製デバイスに関する情報収集を行うデータリンク層プロトコル.以下の情報を知ることができる. - デバイス識別子 (ホスト名) - インタフェース名 - 能力リスト (デバイスがサポートしている機能) - 各プロトコル毎のレイヤ 3 アドレス - プラットフォーム - IOS タイプとバージョン - ホールドタイム (CDP パケットを保持する時間)
CDP が有効になっているデバイスは 60 秒毎に自分の情報を含んだ CDP パケットを隣接デバイスにマルチキャストしている.
**セキュリティ
CDP をムダに有効にしているとセキュリティ的に良くない (情報を垂れ流しにしている) ので,最近は CDP は無効にされる.デバイス全体で無効にするには
|| (config)# no cdp run ||< 特定のインタフェースにおいて無効にするには, || (config-if)# no cdp enable ||< とする.
**使う
CDP で集めた情報を見るコマンドは以下の 3 つ.
||
show cdp neighbors
show cdp neighbors detail
show cdp entry *
||< 一つ目は隣接デバイスの情報の要約であり,レイヤ 3 アドレスは表示されない.2 つ目のコマンドなら IP アドレスが表示される.3 つ目は 2 つ目と同じ.'*' は特定インタフェースに置き換えることで,そのインタフェースの情報のみ表示することができる.
CDP のタイマ値やホールドタイムを表示するのは以下のコマンド.
||
show cdp
||< さらに,CDP 送受信パケット自身に関する情報は ||
show cdp traffic
||< によってアクセスできる.パケット数やエラー数ね.
CDP が有効になっている各インタフェースに関する情報は
||
show cdp interface
||< で見ることが可能.そのインタフェースの状態 (up/up になっているか等),カプセル化の状態,それと CDP タイマ値などを見ることができる.