理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

松屋の月見とろろ豚皿定食がぼくをダマす。世の中は欺瞞に満ちていて、本当に恐しい。

松屋では、新メニューとして月見とろろ牛皿定食ってヤツをさかんにプッシュしています。しかし、牛肉というのはみなさんみたく金も名誉も持ち合わせている上流階級のためにあり、ぼくみたいな喰われる側の人間は牛肉というのは正月と入院したときしか食べられません。

しかし、そこはさすがの松屋フードですから、牛皿定食よりか 60 円も安い月見とろろ豚皿定食というのも一緒に提供するという英断を下していて、さすがは庶民の味方、ぼくの味方、正義の味方の松屋フーズであるなぁとぼくは一人感心していたのです。

そんなぼくは今日松屋に行く機会がありまして、期待と夢に胸を膨らませて一心不乱に月見とろろ豚皿定食 490 円を頼んだんですけど、驚くことに、豚肉と同じ皿の中に玉ネギが入っていて、ぼくは恐怖におののき顔は青ざめ、理性を保つのに精一杯、動悸が激しくなって自分の心臓の鼓動が手首を触らなくても分かるくらいのヤバい状況になりました。
こんな風にタマネギが嫌いというのは、みなさんが思う以上に生きていくのにハンデとなります。このままではいつしかぼくは、松屋が信じられなくなるし、人間が信じられなくなり、最後は自分も信じられくなって、もはやミスドにすがるしかなくなる。ほんとうにおそろしいし、生きていくのはたいへんすぎる。