理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

そういやシャッター・アイランド見たわ

最近のぼくはというと、残業が服を着て歩いている感じ、The 終電みたいなかんじで時代の荒波を生き抜いておりまして、日記を書くのも億劫になってます。
そんな日常からは逃げないといけない。現実逃避しないといけない。ぼくはそんな義務感に狩られて、さあいざ映画館に繰り出す都会の遊撃手なのです。

そういうわけで、2 週間に 1 回くらい映画館に出かけて映画を見るようになったのですけども、この日曜日に見た映画がシャッター・アイランドでした。
シャッター・アイランドという映画は、精神を患った犯罪者を収容する病院を舞台としたサスペンスホラーなのですけども、ぼくはホラーが苦手です。単なるサスペンスやと思っとった。
小学生のころの祭にでてた肝試しみたいなアトラクションでは、目からは涙を、鼻からは鼻血を出し、泣き叫びながら逃げ出した。そんなぼくがホラーだと知ってたら見に行くわけないだろが。常識で考えろ。

結末はどこにも書くな殺すぞっていうポリシーの映画だからぼくは静かに口をつぐみますけど、内容は興味深いが決して夢見の良い映画ではありません。現実逃避のために映画を見たぼくは、現実に漕ぎ出す日曜日の午後になぜか苦手なホラーを見て、現実と同じくらい恐怖におののき、はて、ぼくが映画を見に行ったのはなぜだったのかなって根源的な疑問を突きつけられる、そんな日曜日だったのです。