理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

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金融工学、こんなに面白い

面白いが、金にはならない。

金融工学、こんなに面白い (文春新書)

金融工学、こんなに面白い (文春新書)

西友あたりでウロウロしてると目に入ったので購入。10 年前に出版された本ですが、今でも十分に面白く読めました。
とりあえず、{株式, 外国為替} 市場は効率的なんだから、金儲けしようとしてもダメ! ムリ!! ムダ!!!! どうしてもっていうんなら逮捕されるリスクをしょってインサイダー情報に全てを賭けろ!!!!! でファイナルアンサーぽいですね。

冒頭の第一章で既に上記のようなことを述べていますが、決して金融工学がムダだと言っている本ではありません。むしろ、金融工学の発展が新たな市場(オプションなどのデリバティブ)を創造した面もあると明記してある。ただ、その発展によって得られた見地は、既に市場の価格に織り込まれているのだから、金融工学の知識を持っていることは市場においてアドバンテージにはならない、という話です。

以下は私見ですが、効率的市場の概念が正しいとすれば、インデックスファンドへの投資が最も無難に金を増やせる選択肢なのかなと思います。自分の投資対象は、まさにその市場そのものなわけですから。
しかし一方で、この市場におけるものの値段を決定しているのはその金融工学を駆使できる一部の人であり、それによって市場の効率性が維持されているわけですから、まさに巨人の肩に乗っているような感覚を覚えます。この知識の差って、最終的にデジタルディバイド以上に問題になるんだろうなと思いました。
識ある者が見下ろす下層社会にみなさんと一緒に佇む自分の姿しか想像できないので、みんな仲良しでよかったです。