理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

人間の能力の限界を乾布摩擦で考える

一人がどんなに一生懸命に乾布摩擦をしても、地球の温度は 0.1 ℃程度すら上がりません。人間一人の力なんて、地球の大きさからすればまさに戦闘力 5 のゴミであり、頑張りなんてまったく意味をなしません。ここから導ける答は、頑張るだけムダですから、みんなもっと力を抜いて無気力に生きていこう、ということになります。
しかし、これでは希望がありません。がんばったら頑張っただけ、なんか良いことがあってほしい。よくわかんねーけど、みなさんもそんな風にお思いでしょう。それが道徳というものです。ですからぼくは考えた。地球人口 70 億だかの人間がみんな一斉に一生懸命乾布摩擦したらどうなるか。

70 億くらいの人間が一斉に乾布摩擦をすると、70 億くらいの人の体から摩擦熱を放出するから、地球ぜんたいで 0.1 ℃くらい上がりそうな気がする。こうすると、地球は人間の存在をムシできません。戦闘力が 5 でも、それが 70 億倍だから、サイバイマンくらい余裕で殺せるし、たぶんフリーザとすら勝負できるしヤバい、ということになる。
しかも、人間がマジに一生懸命乾布摩擦をすると、摩擦熱にとどまらず、摩擦によっていつしか皮膚が発火するから、山火事みたいな状態になる。東京近郊なんか、わりかし狭い面積の中に 1,000 万人くらい生きてるから、その 1,000 万人くらいが一斉に人体発火すると、山火事っつーか東京大空襲みたいになって、歴史に刻まれる。これはヤバいです。地球規模でヤバい。

そういうわけですし、人間のポテンシャルはんぱないから、みんながぼくの分まで一生懸命働いてほしいし、こんな日記なんか読まずに働いてぼくを楽にしてほしいと思いました。