理系学生日記

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西友の自転車置き場が整然としてきた件

駅前に西友があり、その西友には自転車置き場があるんですが、その自転車置き場が数ヶ月前より大改装を行っていました。

改装前の駐輪場は、駐輪こそ無料でしたが、"駐輪場"という名の単なる広場のような状態で、自転車も雑然と放置されており、そこには何の規律も見出せませんでした。
改装後は、自転車のタイヤ止めが整備され、そこに駐輪した自転車には自動的にタイヤに対するロックが掛かるようになりました。駐輪する場所によって、1〜2 時間の駐輪は無料、その後はアンロックに 100 円がかかります。

よくわからないのですが、この改装によって、雑然としていた駐輪場に規律が生まれたように見えます。整然とは言えないまでも、誰もがタイヤ止めに従って駐輪をするようになりました。タイヤ止めのないところにも無理すれば(無料で)止められるのですが、そういう"規律を守らない"自転車は激減しているようです。


少なくとも改装前後で、広場の持つ駐輪場という役割は変わりません。変わった点といえば

  • タイヤ止めが整備された
  • (タイヤ止めに止めるのであれば)長時間の駐輪は有料になった

といったところです。

改装前だって規律を生み出すことは可能でしたが、現実はそうはなりませんでした。しかし、改装後に駐輪場にそれなりの規律が生まれたということは、(ぼくが他の要因を見逃していないのであれば)上記の変化点のどちらか、あるいはその両方が、規律を生み出すことに寄与しているようにも思えます。

タイヤ止めが成すことといえば駐輪する場所のルールに過ぎませんし、有料化とは言え 2 時間程度の駐輪であれば実質は無料のままです。どちらも、破ろうとすれば簡単に破れますが、意識して破らなければなりません。この「意識して」というところが、わりあい重要な気がしています。これが「立て看板」の注意書きで「整然と使用しましょう」とか書いてあるだけだったら、こうはならなかったのではないでしょうか。

改装後に、これらが(少くとも西友が主張する)ルールとして定義され、ルールを破るための心理的障壁が大きく上がったことが、改装前後に見る駐輪場の状態変化の原因なのかなと考えています。集団の中でルールを定義するのは非常に困難なのは日常の中からも明らかですが、今回の駐輪場のように、トップダウンで、かつ、利用者に有無を言わせぬ形でルールを決めても、決めてさえしまえば、そのルールはかなりの割合で遵守されるように思えます。
心理学で言えば超自我と言うのかどうかは忘れましたが、"ルールは守るもの"、"破ってはいけないもの"という意識は、自分が思う以上に人の行動を律するのかなと感じました。