理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

就活面談 2012

今年は大学まで帰ってリクルータ活動する時間がなかなか取れなかったのですが、それだったら就活生との面談に協力してくださいという話になり、今日は今年度はじめての面談を担当してまいりました。
何日か前から、学生さんとは電話とメールでコンタクトを取っていたのですが、やっぱし学生さんからみるとぼくは社会人ですしアラサーですし人間のクズみたいな感じですから、学生さんはとても緊張のご様子。
こちらとしても、緊張を取ってほしいのはヤマヤマなのですが、対面していないときから「(笑)」なんてのをメールに記載とかしてしまい「社会人のクズ…ッ!! 圧倒的クズ…ッ!!!!!」とかいう印象を万が一与えてしまうと弊社的にもマイナスですから、一貫して礼節を保ち今日に至りました。

就活に挑むにあたり、学生さんは何を求めているんだろうなというのが、前日に考えたことでした。
企業というのは多数の人で構成されていますし、その多数の中の人の一人をサンプリングしたところで、全体が見えてくるかというとそういうことはまずありません。同じ大学であっても、文学部の人を掴まえて工学部の雰囲気を理解できるかというと、その望みは決して大きくありませんし、マンションの 101 号室に住んでいる人が良い人だからといって、そのマンションに住んでいる人がみな良い人とは限りません。むしろこのような木を見て森を見ないのは、ある種の危険性すら存在します。
一方で学生さんから見た場合、会社の中というのはほぼブラックボックスですし、それを覗く穴が空いていれば、その隙間から見える部分だけでも見て数多ある会社を取捨選択する判断材料としたいという気持ちもよくわかります。どんなに足掻いたって全てを知ることができないのだから、自分ができるだけの知る努力をした上で、そのなかで手に入れた知識を判断材料とすれば後悔だって少ないでしょう。

そういうなかで、今日お会いする学生さんにぼくがしてあげられることというのはなんだろうなー、それはやっぱり、ぼくが知っている限りの情報を正直にお話することくらいだなー、あとは学生さんががんばって判断してくれるんじゃいかなー、というところに落ち着いて会ってきました。ここでおわり。