理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

息をするな…「ドント・ブリーズ」を見てきた

このあいだ、王様のブランチで取り上げられていた Don't Breathe、気になって映画館に足を運ぶことになりました。 ジャンルはホラーですが、心霊現象といった類のものは一切登場しません。それでホリラー足り得るのかというところですが、公式サイトの表現では「ショッキング・スリラー」ということで、ホラーというよりはこちらの表現の方がずっと相応しいと思います。 ぼくは心霊系が結構苦手なのですが、この映画はそういう意味で正しく恐怖できました。

Yahoo!映画の評価は現時点で 3.84 点とそこそこの好評価。 ぼく自身も、今まで見てきた映画の中で一番スリルを感じましたし、見て後悔するタイプの映画では決してないと思います。

ストーリーについては、まずはこちらのトレーラーを見て頂くのが早いと思います。


映画 『ドント・ブリーズ』 予告

主人公であるロッキーはお金欲しさに恋人、友人と 3 人で、盲目の退役軍人の老人の家に忍び込みます。 盲目であるが故に、窃盗は簡単に成功するかに思えたのですが、目が見えない代わりに気配を異常に敏感に察知することができる老人に、暗闇の中で徹底的に追い詰められていく、というストーリー。

派手な演出はほとんどなく静かに進んでいく映画なのですが、その静寂が空気をキンと張り詰めさせて恐怖感を煽りますし、「音を出すと老人に見つかってしまう」という緊張感、静寂の中で追い詰められていく絶望感が映画の中から館内にも伝播して、見ている方も物音一つ立てられないような錯覚に陥ります。息をするな、というオフィシャルサイトの売り文句そのままに、息をするのも躊躇われる緊張感の連続でした。

実は老人には人には言えないような秘密があり…というのはお約束かもしれませんが狂気を感じさせるという意味では良かったのかもしれません。この設定自体は割と蛇足な感じがしましたが、気になる方は映画館で。