理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

没入したのは恐怖でした、BIOHAZARD 7

遅ればせながら、BIO HAZARD 7 をクリアしました。グロテスク ver. の方です。

BIO HAZARD 7 については「原点回帰」と言われていたのですが、その評判は確かでした。 初代の BIOHAZARD を想起される恐怖がそこかしこに満ちていて、ゆっくり開くドアの向こうに潜むであろう得体の知れないものを恐れながら、ただただ進まざるを得ないという何とも言えない感覚に支配されていて、ぼくはこのゲーム、今でも一人でプレイしたくありません。

初代の BIOHAZARD に回帰しながらも大きく違うのは、1 つは没入感だと思います。 初代 BIOHAZARD は固定カメラ視点で展開されていきますが、BIOHAZARD 7 ではいわゆる First Person View で物語が進んでいきます。

主人公であるイーサンが体験する視界はゲームをプレイする自分が体験する視界であり、イーサンが体験する未知は自分が体験する未知になります。 そして眼前に広がる世界は、PS1 を遥かに凌駕する精細さで目の前に展開されて、この不気味な廃屋に自分だけが取り残されたかのような、そんな感覚から逃げ出すことができませんでした。

また、イーサンは戦闘に関しては素人です。少ない武器、乏しい体術、攻撃を除けることもままならない中、いつ何が出てくるか分からない状態での探索というのは過大なストレスを作ります。 きしむ足音、うなる風音の一つにも反応してしまうほどに空気を張り詰めさせ、人間が本能として持っているのであろう恐怖センサーを過敏にし、もう勘弁してくれという状況で襲いくる敵との対峙。退屈を全く感じさせないゲームでした。

誰だよ絶対 PS VR でプレイしようとか言ってたのはよー。これ VR でやったらトイレ行けなくなるだろうがよー。

やって損はしないゲームだと思います。しかし、グロテスク ver. と無印の価格差は一体なんだったのか。