理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

忍者TOOLS

1年ほどやってみたタスクシュートでのタイムマネジメント状況

昔、タイムマネジメントについて昔にこんなエントリを書きました。もう 5 年前になるのか。

このときの気持にはあまり大きな変化はなくて、

まず最初に、そして明確に認識しておかないといけないのは、「現状把握をまともに行っていない状態での"計画"はうまくいくはずがない」ということです。

というのは今もって真であると思っています。何度も引用してしまうんだけれど、P.F.ドラッガーのタイムマネジメントも、時間の記録からスタートします。

私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間がとられているかを明らかにすることからスタートする。
(中略)
重要なことは、記録することである。記憶によってあとで記録するのではなく、ほぼリアルタイムに記録していくことである。

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

時間管理にタスクシュートを利用している理由

何にどのくらいの時間を使っているのかという時間の記録とともに、そうやって記録したデータを使って次の時間管理にシームレスにフィードバックできる、という点が大きいです。
もともとは、Rebuild.fm で typester さんがタスクシュートを実施してうまくいっているという話を聞いたのがきっかけでした。

ここでは、確か以下の本も紹介されていて、著者の佐々木さん、大橋さんは「スピードハックス」でもよく参考にさせて頂いていたので、素直に導入してみようという気になりました。

なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか? ~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術

なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか? ~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術

タスクシュートとは

まぁこのあたりにも書いてあるんですが。

本から引用しますと、以下のような方法による時間管理になります。時間管理というか、一日のシミュレーションと記録をいっぺんに実行するという方法と言った方が良いかもしれない。

タスクシュート式の基本的なルールは、次のとおりです。

  • 「本日1日分の仕事」を1シートで管理する
  • 「これからやる仕事のリスト」と「ここまでにやった仕事のリスト」を一元管理する
  • 「1分以上時間のかかること」はすべて管理する
  • すべての仕事の「見積もり時間」を出しておく
  • 「本日1日分の仕事」がすべて終わったら何時になるかの予測を自動算出することで、常に仕事の終わる時間(または就寝時刻)をリアルタイムに把握する

これまでのぼくは、ToggleToodledo なんかを使って時間管理をしていたのですが、1 年半くらい前からタスクシュートのスキームを使用していまして、これが今までで一番長く使っている時間管理のスキームになっています。

タスクシュートの方法については、大きく分けて

Taskuma --TaskChute for iPhone

Taskuma --TaskChute for iPhone

  • Sayaka Tomi
  • 仕事効率化
  • ¥3,600

の 3 つがあります。
ぼくは、iPhone アプリである「たすくま」を使用して、TaskChute を行っています。

で、実施してどうなん?

色々と明らかになることが多くて、面白いです。例えばぼくの場合、以下のような時間がかかります。

  • RSS のフィードチェックに 33 分
  • Blog を 1 エントリ書くのに 52 分
  • 朝の歯磨きに 7 分
  • 休日の昼食を取るのに 16 分
  • 休日の夕食を作るのに 46 分

他にも、NARUTO を 1 話読むのに 3 分かかる一方で、銀魂を 1 話読むのに 6 分かかります。

P.F.ドラッガーは、

空間感覚は、誰でも保てる。だがたとえ電気の明かりがあっても、何時間も密閉された部屋に置かれると、ほとんどの人が時間間隔を失う。経過した時間を過大に評価したり、過少に評価したりする。

とも言っていますし、コンピュータ業界にも「推測するな、計測せよ」という格言もありますが、これは本当にその通りで、フィードチェックに 30 分かかっているとは思っていなかったし、夕食を作るのは 30 分くらいだと自分では感じていました。人間の時間感覚なんて信じられないと思った方が良いでしょう。

そういうわけで、ルーティンについては時間が凡そ見積れるようになっているんですが、残業はなかなか減らない。「知的労働」とはドラッガーが言っていた言葉ですが、この種の労働については時間がなかなか見積もれない。
過去やったことが無いようなタスクが表れて、なかなかそこに対する見積もりが適正にならない (だいたい過少になる)。うまく残業なしに回している方もいるので、これは必ずしも解決不能な問題ではなく、個人としてのスキル不足なのだと思っています。
そういうわけで、このあたりは 2018 年になってもまだまだ課題だと思っています。