理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

book

プログラミング言語 Ruby

ISBN:978-4-87311-394-4:detail読んだ。 Ruby、思ってたより遥かに複雑な言語っていう感じした。標準 API で、同じ機能に複数のメソッド名が割り振られてるの大量にある。そういう文化なんだとおもう。 1.8 と 1.9 (というか今は 2.0 だけど)、やっぱり 1.9 …

光速の電車の中で光速でボールを投げたとき、ボールの見た目の速さは光速を越えられるのか

ファインマン物理学の力学 16 章、「相対論的エネルギーと運動量」まで読み終わった。 ISBN:4-00-007711-2:detailやっぱりこの本はおもしろい。 読めば読む程に新しい発見が見つかるスルメのような本なのだけれど、そしてその事実は、ぼくが如何に物理学をし…

質量の導出

ファインマン物理学、引き続き地道に読んでて、いま第 15 章の「特殊相対性理論」読み終わった。 ISBN:4-00-007711-2:detail やっぱり、特殊相対性理論は何度みてもきれい。物理学、数学と違って観測をベースにするから、本質的に近似という概念から逃れられ…

WEB+DB PRESS Vol.72 読んだ

今回の WEB+DB PRESS、コードレビュー特集だった。 ISBN:978-4774153957:detailコードレビューのメリットとして、 コードの質の向上 コードの共有 教育的意義 みたいなこと書いてあった。 人間いろんな考えの人がいるから、コードレビューがないってことが分…

ファインマン物理学 (6 章まで)

まだ 6 章までだけど、ファインマン物理学読んでる。 原本は 3 冊構成なんだけど、翻訳版だと 5 冊構成になってた。ISBN:4-00-007711-2:detailファインマンが大学でやった講義をまとめ直して本になってるんだけど、6 章までだと力学の話ほとんど出てきてなく…

ブラックジャックによろしく

風邪ひきまくってたら上司から体調を整えた方がいいから休めみたいな話をいただいて、とりあえず今日は会社を休みました。 さすがに、体調整えろみたいな話なのに遊び呆けるのもいかがなものかみたいな倫理観が働いて家に籠もって RSS の消化してたら、そう…

こゝろ

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

Linux サーバ Hacks

最近は仕事のほうで、アプリケーションのみならずサーバを含めたインフラ側を扱う機会が多くなり、残業時間が高止まる一因になっています。 これまでは運用チームと呼ばれる別チームにお願いしていた作業を自分で実施することになり、その手順の作成から切り…

数学ガール ガロア理論

振り返ると、就職面接ではほぼ常に「今まで/大学生活で、一番頑張ったことはなんですか」という質問が出るそうです。ぼくが就職面接を受けたのは全部で 6 社で母数が少ないのですが、いずれもこの質問があったように記憶しています。 ぼくはこの手の質問には…

クラウド時代のタスク管理の技術

これまでに見たタスク管理本の中で、実用性という意味で最も良い本でした。 この本では、 やるべきことを確実にやること やらざるを得ないことをタイミングよくやること より大きな目的を達成すること という 3 つを行う「タスク管理システム」を、著者であ…

アクセル・ワールド

勉強の合間に、既刊 11 巻まで読了しました。第 15 回電撃小説大賞受賞作。いわゆるライトノベルに属する作品ですが、非常に面白かった。 Amazon では 5/21 現在、第一巻が在庫切れとなっております。ISBN:978-4048675178:detail脳に対して直接作用し生活に …

シェルスクリプト 基本リファレンス

良い本でした。ISBN:978-4774146430:detailシェルスクリプトというとどのシェルに対して書くのか (/bin/sh なのか /bin/bash なのか /bin/csh なのか /bin/zsh なのか…)、OS 間のシェル実装の互換性にどこまで配慮するのかといったところで書き方が若干異な…

労基法のことが面白いほどわかる本

「知りたいことがすぐわかる」という触れ込みの、軽めの労働基準法の本。知りたいことも特にないまま気分に任せて借りて読んだ。弊社は労基法に違反してない感じでよかったとおもいます。 ISBN:4-8061-1884-2:detail

「無」の物理学

ISBN:978-4-315-51882-5:detail雑誌 Newton のムック。タイトルの「無」には物理学でいう「真空」と、宇宙創成前の「無」、そして量子の大きさが「無い」という 3 つの意味を持たせていて、それぞれについて以下のような章が割かれる構成。 真空は「無」なの…

フリーフォール

ISBN:978-4-19-862913-7:detailノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・E・スティグリッツが 2008 年の大恐慌について書いた書籍。ぜんぜん分からなかった。経済学がむずかしいのか、それともこの本がむずかしいのか、とにかくサッパリわからないし悲しい。

宇宙を織りなすもの(下)

図書館からの返却期限ギリギリで読了。 ブライアン・グリーンが空間とは、時間とは何かを著した 2 巻構成の下巻です。上巻については宇宙を織りなすもの(上) - 理系学生日記で書きましたが、下巻は宇宙の原初、そして現代物理学の課題についてといった内容で…

Steins;Gate 蝶翼のダイバージェンス:Reverse, 形而上のネクローシス:Reverse

(おもに)ぼくの中で一世を風靡した、Steins;Gate の紅莉栖視点ストーリー第一巻。ISBN:978-4-04-474845-6:detail蝶翼のダイバージェンス:Reverse は、Steins;Gate 本編においてラジ館に人工衛星が落ちてから、John Titor から岡部にメールが届くまでを、紅莉…

質量はどのように生まれるのか

質量とは何なのか。そこに存在しているのだからそれでいいじゃんという話はもちろんありますが、"なぜ"に答えたいという人間の好奇心という欲望は、底を知りません。 CERN の発表でヒッグス粒子がにわかに注目をあつめましたが、ではもしヒッグス粒子が発見…

都民共済への申し込み検討

かつて精神科のカウンセリングを受けた結果、県民共済(当時は千葉の県民共済)にも某生保会社にも加入を断わられていたぼくですが、そろそろ完全に時効が成立、ようやく加入条件を満たせるようになったかんじです。 ぼくには配偶者もいないので、別段ぼくが死…

宇宙を織りなすもの(上)

今年のぼくの物理学探訪の旅もこれが最後、 本書は「エレガントな宇宙」で紐理論を分かりやすく展開したブライアン・グリーンが、時間とは何か、空間とは何かという物理学者の疑問とその調査の現状を、古典物理学から現代物理学までの歴史とともに膨大なペー…

ベクトル空間と線形写像

同型写像 まず、ベクトル空間の同型は次のように定義されます。 2 つのベクトル空間 と は、からへの写像が存在して、次の性質を満たすとき同型であるという。 はからへの1対1写像 定義から、は1対1なので、からへの逆写像も存在しています。 また、2 つのベ…

神の素粒子

2011 年 12 月 13 日、CERN (欧州原子核研究機構) から、ヒッグス粒子っぽいのが出てきたよ、まだ更なる実験が必要だけどね、という統一見解が発表されたことをご存知でしょうか。 http://press.web.cern.ch/press/PressReleases/Releases2011/PR25.11E.html…

ブラックホール戦争

レオナルド・サスキンドといえば、紐理論の父と呼ばれる理論物理学者ですが、 そのレオナルド・サスキンドが、"車椅子の物理学者" スティーブン・ホーキングの説いた「ブラックホールに吸い込まれた情報は永遠に失われる」という理論を約 30 年かけて如何に…

時間について―アインシュタインが残した謎とパラドックス

15 年前に書かれた物理本。 時間とは何で、どこから生まれて、宇宙の年齢はいくつで、時間はなぜ過去→未来に流れているのか、といった問題を、既知の問題は既知として、謎は謎のままとして、様々な学問を総動員して既述した書籍。ISBN:978-4152080639:detail…

クォーク

量子力学の文脈で当然のように素粒子の話がでてきて、素粒子についても読んでおきたいと思っていたところに、本屋で見かけた素粒子本。 著者は日本人なら誰もが知っているであろう 2008 年ノーベル物理学賞受賞者の南部先生です。 ISBN:4-06-257205-2:detail…

量子力学はこうなっている!

あいかわらず量子力学の秋です。ISBN:4-7853-8776-9:detail新書に近い読み物。カバーしている範囲としては昨日(ref:2011-10-09)とほぼ同じなのですけど、素粒子の話がちょっと多くなってます。14 章からずっと素粒子ですね。 人類が初めて量子と出会う 電子…

目で楽しむ量子力学の本

みなさん、秋といえば読書の秋、量子力学の秋です。ぼくが決めた。今決めた。ISBN:978-4-621-07882-2:detail本のタイトルにある「目で楽しむ」っていうの、量子物理学者の顔写真が大量に載ってるのと、実験の写真が大量に載ってるだけなので、あんまし目で楽…

場とはなんだろう

ちょっと前から量子スピンって何なんだろうという好奇心がモゴモゴしておりまして、種々の Web サイトを見たり Wikipedia 探訪をしてみたりしたものの「分かった!」という実感に至らず、というか余計に分からないことが増えまくったので、量子場に手を出して…

7 つの習慣

Amazon でポチっていると、なにを間違ったのか 7 つの習慣の 2 冊目を購入してしまったので、もうダメだと思います。コヴィー先生もこんなダメな人間がいるのかと、さぞ悲しんでいることでしょう。 ISBN:978-4-906638-01-7:detail同じ本があっても宝の持ち腐…

JavaScript パターン

ファーストインプレッションとしては、Perl Best Practice に似た Practical Tips をまとめたプログラミング本かと思って読み進めた*1ところ、最終的にはむしろクックブックに近いなという印象を受けました。ただし、主題はプログラムに出てくるパターンであ…