理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

説明会にくる正直な先輩社員はかわいそう

就職活動生はですね、よくも悪くも夢をもって就職活動をしているわけなのですね。「こんなことしたい!」、「お客様に喜ばれたいYo!」、「自己実現自己実現ww」とか。で、企業にも無意識のうちにそれを求めていると思うのですよ。なんとなくさ。社会人から見たら甘甘だとしても、なんか夢見てしまうのですよたぶん。
んで、説明会では先輩社員に質問しようぜ!というようなコーナーがたいていあるのですが、そこで「うちは結構休めるよ」「楽だけど給料は良いよ!」「{寡占,独占}だから争いとかなくて、社内超まったり」とか聞くと、うわなにこの面白くない{企業,先輩社員}!うらぎられた!て気分になってしまったりするのですね。


こういうとき、学生を喜ばせる言葉は「うちはちょっときついかもしんないけど、すごい勢いでやりがい
があるよ」、「マジでプロフェッショナルになれる。市場価値あがるぜ」みたいな言葉だと思います。だからそういうのを聞くと、「うわーこの会社に行きてー」という気持ちを確かにそそられるのです(ボスの言うところの、いわゆる洗脳状態)。この先輩社員の方すごいや!てことになって、尊敬も集められそうです。だから先輩社員の方にとっては、嘘でもとりあえず上のようなことを言っとく方がメリットがあるんじゃないかと思うわけです。


それでも正直に「楽だけと給料は良いよ」とか就職活動生のテンションだだ下がりなことを話してくれるのは、長い目で見ると就職活動生のほうにメリットだと思うのですよ。これで嘘つかれて入社して、

 ∧_∧    あの先輩社員ぼこぼこにしてやんよ
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪

とか言っても遅いと。てことは、正直に話してくれてなんていい先輩なんだ!と感謝こそすれ、勝手に裏切られた感を出してしまうと、先輩社員の方が超かわいそうだと思ったわけです。学生のためを思って来てくれて、説明してくれて、その結果学生になめられるのは、あまりに救われないと。ミスマッチを防ぐ最良の手段だとおもわれるので、もっと感謝しないといけないなーと思ったのであった。