理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

Gooooooooogle

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

ウェブ進化論の後ではなく、先に読んどいたらもうちょっと新鮮だったかもしれない。。。


タイトルこそGoogleに焦点がありますが、Googleに絡めながら現在の社会を俯瞰する内容。とはいえ、キーワード広告、ロングテールなどの概観をご存知で、それ以外のGoogleの新しさをお求めの方にとっては、特に目新しいものはないかもしれないです。Googleがどのような戦略をもって無料サービスを提供し、何を狙い、今後{Googleが,Googleを取り巻く社会が,Googleによって社会が}どうなっていくのかを、blogの更新がHUNTER x HUNTER並に滞っている佐々木俊尚様が述べていく内容。あ、blogは終了だったんですね。でもHUNTER x HUNTERは続きますよね。一昨年書いてあった4月再開予定って言うのは、来月のことですよね!


中盤までGoogle賞賛が目に付いて、あーそうかそういう内容かと若干冷めた目で読み進めていってたのですが、最終章である6章でそのマイナス面を述べているのが新鮮。ユビキタスというと「いつでも、どこでも、だれとでも」、いわゆる遍在というのがテーマになるのですが、実際のユビキタスというのは「神の」という枕詞がついたりします。その神にあたるのがGoogleで、全ての情報を集めるGoogleがあまりに強い権力を握って今後どうなんの!!というお話が展開。個人的にはこの6章と、サブタイトルにある"破壊論"が展開される1章あたりに読み応えが。。個人的に。


Googleといえば今をときめく「働きたい企業No.1」だったり、アメリカではドクターしか取らない(という話)のに、日本だと学部生を含めて新卒採用してたりします。結構誰かエントリーしてるんじゃないですか?いや知らんけど。