理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

rejectされないように小手先の方法を考えてみたけど反省しようという話

こんにちは!こんにちは!この間、カッコよく論文をrejectされたぼくです!*1
今また性懲りもなく論文を書いているところですが、何度もrejectされて喜ぶほどMではないので、いろいろ考えてみました。

考えたこと

コントリビューションは明示する

これはたぶん皆がやってることだったりするのですが、ぼくはさほど重要視していなかった。査読者が分かってくれるはずだし良いよな、みたいな感じです。rejectされた論文は2つの手法の比較を行ったものだったのですが、

ここで比較してる手法、おまえが他の会議で提案してるやつだろ?新規性あんまないなプゲラ by 査読者

みたいなことになっていた。ボスと話したとき新規性は定量的な評価という点にあるということになってたのだけども、ぼくの書き方のまずさと英語力の問題もあって、伝わっていなかったぽい(もちろんそれだけがrejectの理由ではない)。だから今回はちゃんと

Our contributions in this paper are as follows. First, ...

みたいな決まり文句で、はっきりくっきり書こうと思っているところです。

予防線は張ったほうがいいのだろうか

新しいプロトコル作ったったとか、新しい手法提案したよ、とかそういうのが多いのかなーとか思っている。ぼくのは「〜の理由はなんなんだろう」てのを主張する感じの研究に今なっていて、別段新しいプロトコルを作ってない。あと、結論として得られるものはそれほどびっくりする感じのものでもない。そういうところをツッコまれたくないので、予防線を張ったほうがいいかもしれないとかおもっています。日常生活でなんか偉そうなことを言いたいときに「ごめんちょっと偉そうだけど」て言うとか、自信のない問題に答えるときに「おれバカだから間違ってるかもしんないけど」とか言うアレです。ただ、意味はあるのだろうか。

It should be pointed out that in this paper, we do not propose any new protocols, but ...

Actually, obtained results are not surprising ...

面白い研究だと主張する

これはとても直感的な方法で、「おれが取り組んでいるのはとても面白い問題だ」とか直接的に言ってみる方法です。interestingとかつけてみる。客観性が求められる論文に主観を入れるなという話もありますが、査読者だって主観を持った人間ですもの。

attempt to tackle these interesting problems ...

おもしろい!おもしろい!とか連呼しとくと、査読者の人がおもしろい!て思ってくれると良いなぁと期待しています!
でもよく考えてみると、「この映画おもしろいよ」とか言われて見に行くと明らかに「おもしろい」と感じるハードルがあがるので、少なくともこれは良い方法ではなさそうなきがします。ずっと前だけども、興行成績で上のほうにあった「パールハーバー」は、とんでもなくおもしろくなかった。

反省中

ちょっと考えてみましたが、まー研究そのものがきっちりしてないとダメだよなーとか思って反省しているところです。