理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

サブプライム問題とは何か

春山さんというこの本書いた人は,この本が初めて書いた本だったそうなんです.
なのにすごい分かりやすくサブプライム問題について書いてくれてて,初めての本なのにすごいなーとか思ったのです.

ISBN:978-4-7966-6155-3:detail

住宅ローンに関する優遇税制と低金利を背景として,アメリカに住宅ブームが起こったそうです.
住宅の返済に充てるお金は課税控除されるっぽくて,それならどんどん住宅買っちゃえみたいな話っぽい.
それと同時に世界的にお金がだぶついてるもんだから,全世界からのお金がアメリカに流入したそうなんですけど,お金がだぶついている割にはぼくにおこぼれは回ってこなくてどうなってんのこれ.


そういうときに低所得者向けにも住宅を買ってもらうために生まれたのがサブプライムで,もちろん低所得者なのであんまし返済とか期待できない.
できないんですけど住宅価格はブームにのってどんどん上がってるので,住宅を買ったあと売っちゃえば差益が生まれてウハウハ.バブリーです!!
たぶんですけどホントにこれで儲かった人もたくさんいて,ちょっとうらやましいなーって思うなどもしました.
そういうわけでどんどんサブプライムとかの住宅ローンは増えて,それは最終的に証券として売っちゃうので,銀行とかはローンを貸すだけで利益が出たり,証券会社も証券にして売ることで手数料が入ってきたり.こういうお金を儲ける仕組みを作れる人ってスゴい!!


で住宅価格の高騰が一段落するともはや差益とか出なくて,もともと返済の無理だったサブプライムが焦げついて終了な流れ.
実際はもうちょっと背景とか格付け機関だとか ABCP とかいうぼくがイマイチわかんなかった話とかもある.


とりあえず資源価格がどうのという話とともに,アメリカで住宅価格が下がって,借金できる額が減って,結果アメリカの人があんまし物を買ってくれなくなってアメリカやばくねってことになって,軸足が BRICs なりヨーロッパなりに移行しかけていて,それの煽りもあってぼくが今回のイギリス出張で為替レート的に損をしている感じなのは分かった.間違いなく赤字です,本当にありがと(ry