理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

VTP (VLAN Trunk Protocol)

スイッチ間で VLAN 情報を交換することによって,複数のスイッチに逐一 VLAN 設定をしなくてよくなるプロトコル.

**動作モード

-サーバモード VLAN の作成・変更・削除を行えるモード.このモードで行った VLAN 設定は,VLAN 1 (管理用 VLAN) を通して他のスイッチに通知される.ほとんどのスイッチの初期設定はサーバモード.これ迷惑じゃね? -クライアントモード サーバからの VLAN 情報を受信するだけのモード.受信した VLAN 情報に同期する. -トランスペアレントモード VLAN の作成・変更・削除を行えるモード.行えるけど,その情報の他のスイッチへの通知は行わない.他のスイッチから送られてきた VLAN 情報もムシ.

動作モードの設定はグローバルコンフィグモードで.

|| (config)# vtp mode [server | client | transparent] ||< 確認は ||

show vtp status

||<

**VTP ドメイン

VLAN 情報を共有するスイッチのグループ.スイッチはそれぞれトランク接続されていることが必要. VTP ドメインの設定.ドメイン名は Case-Sensitive なのに注意.

|| (config)# vtp domain vtp-domain ||< 設定したドメインの確認も,やっぱし ||

show vtp status

||< で確認できる.

VLAN 情報はサーバモードにあるスイッチから,5 分間隔でマルチキャストに送信される.これを受信したスイッチは,その VLAN 情報のリビジョン番号を確認し,自分の持っている情報よりも大きなリビジョン番号であるときのみ,その情報に同期する.

**VTP プルーニング

必要としない VLAN 情報を削除するのが VLAN プルーニング.有効化は下記コマンドで.

|| (config)# vtp pruning ||< VTP プルーニングが有効かどうかも,やっぱし show vtp status で確認できる. ||

show vtp status

||<