理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

Effective Java

ようやく Effective Java を読み終えました。内容については、Effective Perl や Effective C++ を読んだ方は、その Java 版だよといえば分かりやすいかと思います。

Effective Java 第2版 (The Java Series)

Effective Java 第2版 (The Java Series)

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この Effective Java、名著だ、Java を扱う人は全員読んでおくべき本だ、という話はよく聞いていたのですが、まさかここまで内容が濃いとは思ってもみませんでした。全 11 章、78 項目、その一項目一項目を読み辺むだけでも一苦労、たいへんな時間がかかりました。著者も訳者もすごい。
表面だけを撫でるプログラミング HOW TO 本とは全く異なり、ほとんど全ての項目を通して「どう設計すべきか」という哲学が徹底されており、それは著者の前書きに凝縮されています。

本質的に異なる傑作を結び付けている特徴は、基本的パターンの忠実な遵守と不必要な装飾を持たないことです。これらすべてが、簡潔性と調和からくる無類の美しさを持っています。これらすべては、時の試練に耐えています。

直交する API の提供、一般契約の遵守、一つ一つはよく言及されるような内容かもしれませんが、サンプルコードを散りばめた説明の説得力はハンパないです。この本まじでスゴい。一度読むだけじゃ全く足りそうにない。