タクシー
ぼくは基本的にタクシーに乗りません。タクシーに乗ると、電車で数百円のところが数千円かかる。これは奨学金の返済に困窮するぼくにとって死活問題です。
たとえば、職場から自宅まで電車で数百円、タクシーだと数千円だとしましょう。ここで 300 万日ほど電車通勤したとすると通勤費は億オーダーですみますが、一方で 300 万日タクシーで通勤すると、通勤費は数十億円オーダーになって、サラリーマンの生涯年収を軽く超えて、たぶん死ぬ。いいか! おまえは年末ジャンボを 1 回当てたくらいじゃダメなんだッ!! 十回くらい当てないとなッ!! 死ぬんだおまえはッ!!!!!!
さぁこれでもうあなたはタクシーに乗る気がなりましたね。一生懸命満員電車で通勤しよう。
しかし、今や最終電車を逃して右往左往しているぼくには、電車通勤という選択肢がなくなりました。ぼくにある選択肢をかんがえてみると、
- ネットカフェに逃れこみ、難民申請をだす
- 通勤費で死を覚悟してタクシーに乗る
という 2 つしかない。よくかんがえると選択肢はもっとあるかもしれないですけど、もう時間は 0 時を過ぎてるんだ、そういうのは考えられませんし、考えられるのはヒマなヤツだけです。人間追いこまれるとな! 選択肢なんかな!! かんがえられなくなるんだよ!!!
ネットカフェにもいろいろあって、マジ漫画だけしかないところから、シャワー完備のところまであるんだけど、ぼくの職場のまわりには前者のしかない。そしたら帰るしかない。タクシーに乗るしかない。
そういうわけで、生まれてきてはじめてぼくは一人でタクシーを止めてタクシーに乗りました。タクシーとめるのちょっとドキドキした。