(おもに)ぼくの中で一世を風靡した、Steins;Gate の紅莉栖視点ストーリー第一巻。
蝶翼のダイバージェンス:Reverse は、Steins;Gate 本編においてラジ館に人工衛星が落ちてから、John Titor から岡部にメールが届くまでを、紅莉栖視点で描いたストーリーになっています。Steins;Gate は主人公である岡部がタイムリープしまくるストーリーですから、それを伝聞の形で聞かざるを得ない紅莉栖視点では、そのストーリーの全てを語ることはできません。
結果として、初めて Steins;Gate を読むという人には必ずしもお勧めできるものではないのですが、あのときの台詞に込められた思いはなんだったのかということを含め、副読本としては実に最適だと思います。
こちらは続編。John Titor の正体が本人から告白されるまで。
「今、私が一番欲しいものは、マイフォークである」この意味が知りたかった人が読むべきです。