Live Dwango Reader が、2017/8/31 に、ついにサービス終了するそうです。
いつか来るとは思っていましたが、ついにこの日が来たのだと、そういう感覚でした。すごく残念です。本当に残念です。
大学生の頃からの情報収集手段だった
ぼくの情報収集手段の最たるものは、いつも LDR でした。これは、大学のときからずっとだと思います。 OPML から雑に数えると、LDR に登録していたフィードの数は 1,400 くらいでした。
$ grep -i '<outline ' export.xml | grep xmlUrl | wc -l 1391
ぼくにとって、このフィードを一番効率的に捌けたのは常に LDR でした。 vi と同じようなキーバインドで流れるようにフィードを消化していけたし、「Pin を立てる」という概念で、気になったフィードの抽出と、そのフィードの消化(読みこみ)のフェーズを分ける運用も簡単でした。
API が公開 (仕様が公開されていたというよりは、LDR で使用されている JavaScript を読み解くことで、API をどう使えば良いかが分かった) ので、容易にツールを作ることもできました。
- Livedoor ReaderのAPIを探して全部まとめてみた。 - ガジェカツ~在宅SEのガジェット活動ブログ~
- http://d.hatena.ne.jp/takef/20070216/1171635948
- livedoor ReaderのAPI一覧 - ニフラムで消せる相手は自分くらいです
最初はブラウザベースで使用していましたが、スマートフォンアプリも発達し、他アプリとの連携も簡単にできるようになりました。 今は、ブラウザベースからスマートフォンのアプリ経由になりましたが、それでも LDR を使用し続けています。
Taskchute の記録を見る限り、今でも 1 日 24 分ほど、LDR に費していました。 タイトルレベルであれば、今でも軽く千を超えるエントリを 1 日で目を通しています。これも LDR という優れた RSS リーダがあったからだと思います。 他の RSS リーダを使っていたとすると、もしかすると情報収集の手段として RSS を選択していなかったかもしれません。
LDR の操作性は、それほどまでに一線を画していたように思います。
RSS の未来
2013 年に Google Reader がサービス停止し、そして今回の LDR のサービス停止と、RSS という技術にとっては冬の時代を迎えているのかもしれません(もちろん、Podcast なんかはまだまだ続くと思いますが)。
それでも、ぼくは Pull 型の情報収集手段、自分の興味ある分野を aggregate してくれる技術としては、これからも RSS にしがみつきます。 今のところはまだ、RSS が最良の手段だと思っていますし、依存し続けると思います。
本気で LDR から移行を考えなければならないのは悲しいですが、Feedly、Aol Reader など、使用性を試していきたいと思います。 あそこまで優れたサービスを無償で提供しつづけてくれた Livedoor、そのサービスを引き受けてくれた Dwango、10 年以上、本当にありがとうございました。