30 週くらい遅れて AWS クラウドデザインパターン実装ガイドを読み終わりました。
これ、5 年くらい前に買ったんですが、ずっと積読しておりました…。おい、そしたらいつの間にか改訂版もでてるぞ、おい…。
AWS クラウドサービス活用資料集 Top と比較すると、サービスのカバレッジやその機能に対する深さはそれほどでも無いのですが、設定ってどうやって進めるんだ…?という点が理解のしやすい内容で良かったと思います。 392 ページあるんですが、スクリーンキャプチャが多いので、わりと早く読み終わった。
AWS CDP とは…
AWS クラウドデザインパターンとは何ぞやという話がありますが、クラウド上で頻出するアーキテクチャ・設計パターンを AWS 上でどう実現するかのノウハウ集みたいなのです。 まぁ詳細はここを読んでくれれば良いと思います。この本自体も、参考書籍という形でこの wiki 上で紹介されていたりします。
AWS の資料としては、ホワイトペーパーあたりも良いような気がする(まだ読めていない) ですが、推奨構成なんてのもあるので、そちらを見ても良いかも。
書籍の感想
すごく分かりやすい本でした。 どういう構成の場合は、どのサービスを利用し、そのサービスではどの設定をどう変更すれば良いのかが、大量のスクリーンキャプチャとともに説明されているので、単純に AWS クラウドサービス活用資料集 Top を見ているよりもずっと頭の中に入りました。
一方で残念だったのは、以下のような点。
- ぼくが持っているのは改訂版ではなく初版の 2013 年発行だったので、(当然ですが) 最近の AWS のアップデートに追随できていない
- カバーしている AWS のサービスが以下の 6 つのみなので、消化不良
- EC2
- Route 53
- S3
- CloudFront
- RDS
- ELB
- 画面ベースでの設定のみが紹介されている (一部のみ、CloudFormation に対する言及のみありましたが) が、エコシステム回りの言及もあるとより良かった。
とはいえ、AWS の世界感を知るという意味では非常に良かったなぁと思います。 この変化の激しい業界で、変化の激しい内容を扱う書籍に対する積読はマジで避けないとダメだな…。