とある業務で、オンラインホワイトボードサービスであるmiroを1年間使っていました。
リモートワークでブレインストーミングや意見出しのような打ち合わせを行う時、ぜひおすすめです。
リモートワークにおけるミーティングの問題点
オンラインミーティングはオフラインのミーティングに対して進めにくいものですが、 その要因の1つは「ある時点で一人しか発言できない」という点にあります。
この点は、本質的にはオフラインミーティングでも同じです。 ただ、オフラインなら「意見を付箋に書いて貼っていく」ことも(準備すれば)容易でしょう。
一方で典型的なオンラインミーティングの形態はテレビ電話です。テレビ電話で発言するということは即ち、発言者以外は話さないことを意味します。 だって、そうしないと聞き取れませんからね。 結果として、発言の敷居があがります。「他者が発言する時間を消費するだけの価値があるのか」ということを暗黙的に意識しつつ、発言をしなければならないからです。 そうするとどうなるかというと、いわゆる「声の大きい人の意見が通りやすい」というバイアスがかかってしまいます。知らんけど。たぶんな。
逆に考えると、何ができれば良いのでしょうか。 意見表明の敷居を下げるためには、他者が意見を表明しているとき並行して自分の意も表明でき、それが互いに干渉しない状況を作れれば良いわけですよね。 というわけでオンラインホワイトボードサービスの出番です。
miro
miroはオンラインのホワイトボードサービスです。
複数人がホワイトボードを共有しながら、付箋(sticky note)やマインドマップを作っていけるサービスです。 書いたものはホワイトボードを共有している全員へ即時に共有されます。 図形の階層構造やグループ化もサポートしていますし、エクスポートも可能です。 これまでオフラインで行っていたホワイトボード利用ミーティングと比べ、機能的に劣ることはあまりないでしょう。
これを使い始めて驚いたのは、明らかに「意見を発しやすい」打ち合わせに変化したことです。
ぼくは打ち合わせ中に結構話してしまう方なので、ほかの人の発言のチャンスを奪っていたのだと思うんですよね。
miroのようなサービスを利用することで、そういった問題点がきれいに解消されました。
不満点
不満点をあげるとすると、CPU負荷が結構高いんですよね。 ホワイトボード上にオブジェクトを増やせば増やすほどCPUファンがうるさくなる。