理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

AWS SDKのサポート期間

aws

プロダクトの新規開発はもちろん、一度リリースした後も、プロダクトの維持・保守は重要です。 プロダクトの維持・保守には、セキュリティパッチの適用、バグフィックス、機能追加などが含まれます。 そこでは当然、利用しているライブラリのEOL等も認識して…

RyeによるPython環境構築

僕がPythonを使っていたのは2015年までなのですが、その頃とは打って変わって、Pythonの環境構築に関するツールは充実してきた印象を受けています1。その中で、これ良さそうだなと思ったのがRyeでした。 Ryeとは ryeのインストール shimにPATHを通す ryeの補…

今年の目標:Blogを書くこと、業務を早めに終えること

Blogを書く 毎日を充実させたい 業務を早めに終える 勉強テーマ 分析 可視化 1/4になって今年の目標というのも遅い気がしますが、今年の目標を立ててみました。 Blogを書く 僕がこのBlogに求めることはいくつかあります。もちろん承認欲求を満たすということ…

極限操作と積分の順序交換(ルベーグの収束定理、ルベーグの有界収束定理)

極限操作と積分の順序を入れ替えても良い条件については、ルベーグの単調収束定理が有名です。これは、非負値可測関数列$\lbrace f _{n} \rbrace$が単調増加列であることを必要としています。 今日はある可積分関数$\varphi(x)$の存在を前提として極限操作と…

2023年に買ってよかったガジェット

昨年は、かなりライフチェンジングなガジェット等との出会いがあって、非常に購入体験が良い年でした。 SwitchBot ハブ2 SwitchBot S1 Plus SwitchBot LEDテープライト JBL FLIP ESSENTIAL2 ポータブルBluetoothスピーカー MATECH GanCell 10000 60W Anker 7…

単調増加しない非負値可測関数列$\lbrace f _{n}(x) \rbrace$にも成立する性質:ファトゥの補題

ルベーグの単調収束定理は次のようなもので、非負値可測関数列$\lbrace f _{n} \rbrace$が単調増加列であることを必要としています。 $E$の上で$0 \leq f _{1} \leq f _{2} \leq \cdots \leq f _{n} \cdots, \displaystyle \lim _{n \to \infty} f _{n} = f$…

2023年のミーティング時間をChatGPTで解析してみる

ai

僕は、タイムトラッキングはそれなりに必要なものだと思っています。タイムトラッキングをすることで、自分の時間の使い方を客観的に見ることができます。 私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタ…

極限操作と積分の順序交換(ルベーグの単調収束定理)

今日は、当たり前のようにやっている極限操作と積分の順序交換についてです。これはルベーグの単調収束定理と呼ばれるものですが、その証明を見ていきます。 測度空間$(X, \mathfrak{B}, \mu)$を考え、以下$E \in \mathfrak{B}$とします。 補題: 非負の単関…

GitLabにもSecret Detectionがある

世の中パスワードやアクセスキーといったSecretを公開リポジトリにPUSHしてしまうというような事故が起きます。GitHubにはSecret Scanningという機能があり、PUSHされた内容をスキャンしてSecretを検出できます。 もちろんGitLabにも同様の機能があり、Secre…

任意の関数は単関数で近似できる(単関数近似定理)

ルベーグ積分の定義は単関数に基礎があります。 空間$X$とその部分集合の$\sigma$-加法族$\mathfrak{B}$、$\mathfrak{B}$上の測度$u(A)$が与えられたとする。集合$E \in \mathfrak{B}$と$E$上の$\mathfrak{B}$-可測関数$f(x)$があるとき、$f(x)$が単関数$f(x…