AIに「あの件、設計しておいて」と丸投げして、返ってきたのが当たり障りのない一般論だったとき、ムッとして「AIって結局こんなもんか」と思ったこと、ないだろうか。 僕は仕事柄、いろんな人にAIを使って便利になってほしい立場にいる。だから、AIの出力が…
諸君、私はtimesが好きだ。 「仕様かバグかわからん」が好きだ。 進捗していないことの進捗報告が好きだ。 ちょっとしたやらかしに煽りスタンプが連打されるのが好きだ。 「これ詳しい人いませんか」と虚空に投げたら別部署の詳しい人が現れる解決して去って…
むずかしいよね。便利で高度になるほど、中身が見えなくなる。 例えば、洗濯機がどうやって動いているのか。中で何が回っていて、どこが壊れやすく、どう直せばいいのか。ぼくはわからないんだよね。洗濯板の時代は、たぶん家庭で直せたんだろうな。仕組みが…
26年度も第一四半期が過ぎましたね!調子どうですか!! みなさんはもちろん順調に成果を積み重ねて顔もホクホク、この真夏の太陽に負けないくらいに輝いていることでしょう。たいへん喜ばしいことです。 さて。四半期とか半期の区切りになると、あなたの四…
AIをギョームに適用しようとすると、必ず「このギョームはAIに向いてるのか?」という問いが出てきます。わかる、わかるよ。ずっとその問いをやってる。 それで、向いてる向いてないを考えて、なんかやった気になって、結局どうすればいいのさという問いには…
「生成AIをうまく使うには言語化が必要だ」という話、よく見聞きします。目的が曖昧なまま投げれば、出力も曖昧になる。前提を書かなければ、AIはそれらしい前提を勝手に盛ってくる。たしかにそのとおりですよね。わかるよ、わかる。 でもさ、主語がデカいけ…
AIが高速にコードを書くようになった。すると当然、レビューが詰まります。 そうなると、次に出てくる発想は自然です。コードをAIが書くなら、レビューもAIに任せればよいのではないか。 この発想自体はまったくおかしくなく、むしろ合理的です。典型的なバ…
生成AIで生産性向上してバラ色っぽい未来を描いている感じがします。 ぼくはSIerに勤めているわけですが、仕事はどうなんだろと気になって、思考実験をしていました。念の為言っておくと、以下は個人の見解であり、所属組織とは関係ありません。 この手の話…
近頃もてはやされる仕様駆動開発とやら。お前に俺たちの開発が救えるか。 見よ、仕様駆動開発の名を騙るものを その仕様、まことに人の言う仕様か 仕様だけにすがって、生きられるか 曇りなき眼で考える、仕様駆動開発のあり方 まとめ 見よ、仕様駆動開発の…
「暗黙知を言語化して生成AIに渡そう」という話、最近よく聞きます。至るところで暗黙知の言語化が語られています。 エキスパートの経験知を引き出してプロンプトに込め、AIの精度を上げる。方向性としては理解できますし、進めないといけない側です。 でも…
プロダクトを作ってリリースすると、「あとはユーザが使ってくれるだろう」と思ってしまいがちです。実際、リリースした時点で満足感と達成感が得られてしまう。 でも実のところ、誰かが使ってくれるまでは、作ったことに意味はない。投下コストに対するリタ…
技術スタックとかアーキテクチャ、設計論、そういうことを多く考えてい気がするんですが、2023年から新規事業開発を担うようになって、それだけじゃダメだって気づかされました。 でも、喉元過ぎれば色々忘れる。あの頃は「せやな」って思ってたんですが、い…
Claude CodeやCopilotを使っている人を見てると、同じツールを使っているのに、使い方が全然違うなぁと感じることがあります。ある人はAIと対話しながら複雑な問題をスムーズに解決していく。一方で、別の人は端的な質問を繰り返し、期待に添えない回答ばか…
GitHub Copilotには「Local Agent」(VS Code。昔はagent modeと呼んでいたはずですが、最新ドキュメントを見るとLocal Agentと読んでいる?)と「coding agent」という、名前が似すぎている2つの機能があります。僕も最初は混乱しました。「どっちもagentっ…
買い物って不思議なもので、買う前は「これで生活が変わる!」と期待に胸を膨らませるんですが、実際には引き出しの肥やしになることも多いわけです。通販サイトのレビューを読み漁り、YouTubeで開封動画を見て、「これだ!」と確信してポチる。でも、届いた…
以前の記事で、WSL2は「別マシン」だと書きました。VMとして独立していて、Windowsとは明確な壁がある。 WSL2でWebサーバを起動すると、Windowsのブラウザからlocalhost:3000で普通にアクセスできる。別マシンなのに、なぜlocalhostで繋がるのか? 矛盾して…
『実践Claude Code入門』、諸事情で家に同じ本が2冊あるという事態になっています。でも、これは良い話で。なぜなら、この本はAIコーディングの"あるある課題"に真正面から向き合う、とともに、その課題をどのように解決していけるかまで実装とともにしっか…
Claude Codeを使い始めると、めちゃくちゃコマンドラインツールを使うことに気づくでしょう。grep飛ばして、find回して、sedで置換して。まるでコマンドラインの忍者です。 ぼくは業務上Windowsを使っているわけですが、そうすると「あー、WSL2入れとくか」…
Zettelkastenを使ってナレッジグラフを増やしていくと、不思議なことに気づきます。知識が増えるのは嬉しい。グラフビューを眺めると、概念同士のつながりが可視化されて、「ああ、ここがつながってたのか」という発見もあります。 だけど、です。 この蓄積…
また忘れた。MacのJIS配列キーボードで、英数入力のときに¥キーを押したらバックスラッシュが出るようにする方法を。 プログラマにとってバックスラッシュは日常的に使う記号です。正規表現のエスケープ、パス区切り、文字列リテラル。どこを見ても\だらけ。…
上司から「いま読んでる本がある」と薦められたのが、ブライアン・クラースの『なぜ悪人が上に立つのか──人間社会の不都合な権力構造』でした。 なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造作者:ブライアン・クラース東洋経済新報社Amazon 興味深い…
以前、GitHub CopilotのカスタムエージェントでZettelkastenを効率化する話を書きました。GitHub Copilotは定額制だから、使用量を気にせず記事や議事録からzettelを抽出できて、これが思った以上に便利でした。 ところが、です。 満員電車の中で技術記事を…
以前、OpenTelemetry CollectorのLoad Balancing Exporterを使ってメトリクスを複数のWorkerに分散する仕組みを構築した記事を書きました。 あの構成では、Consistent Hash Ringを使って時系列ごとにWorkerへルーティングしています。Consistent Hashingの目…
以前、Claude CodeのOpenTelemetry Metricsを収集してGrafanaで可視化する仕組みを構築したという記事を書きました。 あの記事では「とりあえず動いたぜ!」という勢いで締めくくったわけですが、実はあの構成には根本的な問題がありました。そう、僕は問題…
Zettelkastenで知識管理を始めてからしばらく経つけれど、どうにも時間がかかってしまう作業がある。それは、1つの記事やミーティングの議事録から、原子的なzettelを抽出する作業で、結構しんどい。 記事を読んだり議事録を書いたりすることそのものは別に…
毎日Claude Codeを使っていると、ふと「自分はどのような使い方をしているんだろう」と気になることがあります。 セッションあたりどれくらいトークンを消費しているのか、費用はどの程度かかっているのか。もちろんccusageのようなツールもありますが、Clau…
生成AIの登場でコード生成の生産性は急速に高まっているとされてます。ホントか? まぁほんとなんでしょう。実際、数分でコードを生成できる時代になりました。 ただ、そのような生産性の伸びに比べて、品質を確保する人間の負荷は変わっていません。バグが…
生成AIでシステム開発を効率化しようって話に溢れていて、中でも仕様駆動とかスペック駆動とか言われる領域なんかは実用性もあるってことで盛り上がってる感じがある。 でも、この期待を数百・数千人規模のエンタープライズのウォーターフォール開発に持ち込…
僕は長年TaskChute Cloudを使って日々のタスク管理をしている。タスクをこなすこと自体は習慣化できているんだけど、本当に難しいのは日々のログを分析・可視化し、改善サイクルを回すことだ。GTDでも「振り返り(Review)」は重要なプロセスとされているけど…
Claude Codeを使っていると、便利なslash commandやMCPサーバの設定を他のプロジェクトでも使い回したくなる。でも毎回手作業でファイルをコピーしたり、設定を書き写したりするのは面倒だった。チームで共有しようとすると、READMEに手順を書いて「この設定…