理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

「LOVED 市場を形づくり製品を定着に導くプロダクトマーケティング」を読んだ

プロダクトを作ってリリースすると、「あとはユーザが使ってくれるだろう」と思ってしまいがちです。実際、リリースした時点で満足感と達成感が得られてしまう。 でも実のところ、誰かが使ってくれるまでは、作ったことに意味はない。投下コストに対するリタ…

「INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」を読んだ

技術スタックとかアーキテクチャ、設計論、そういうことを多く考えてい気がするんですが、2023年に新規事業開発に関わるようになって、それだけじゃダメだって気づかされました。 でも、喉元過ぎれば色々忘れる。あの頃は「せやな」って思ってたんですが、い…

AIとの協働も結局のところコミュ力・対話力が必要なのかよ

Claude CodeやCopilotを使っている人を見てると、同じツールを使っているのに、使い方が全然違うなぁと感じることがあります。ある人はAIと対話しながら複雑な問題をスムーズに解決していく。一方で、期待に添えない回答ばかり得てしまい悲しい思いをする人…

GitHub Copilot coding agentに放置できるタスクを任せて月額10ドルで元を取りたい

GitHub Copilotには「Local Agent」(VS Code。昔はagent modeと呼んでいたはずですが、最新ドキュメントを見るとLocal Agentと読んでいる?)と「coding agent」という、名前が似すぎている2つの機能があります。僕も最初は混乱しました。「どっちもagentっ…

2025年、引き出しに眠らなかったガジェットたち

買い物って不思議なもので、買う前は「これで生活が変わる!」と期待に胸を膨らませるんですが、実際には引き出しの肥やしになることも多いわけです。通販サイトのレビューを読み漁り、YouTubeで開封動画を見て、「これだ!」と確信してポチる。でも、届いた…

WindowsからWSL2のサーバへlocalhostでアクセスできる仕組みと片方向性の理由

以前の記事で、WSL2は「別マシン」だと書きました。VMとして独立していて、Windowsとは明確な壁がある。 WSL2でWebサーバを起動すると、Windowsのブラウザからlocalhost:3000で普通にアクセスできる。別マシンなのに、なぜlocalhostで繋がるのか? 矛盾して…

『実践Claude Code入門』を読んだ - AIコーディングの「あるある課題」と向き合う本

『実践Claude Code入門』、諸事情で家に同じ本が2冊あるという事態になっています。でも、これは良い話で。なぜなら、この本はAIコーディングの"あるある課題"に真正面から向き合う、とともに、その課題をどのように解決していけるかまで実装とともにしっか…

Claude Codeで開発するならWSL2ファイルシステムに資材を置きたい

Claude Codeを使い始めると、めちゃくちゃコマンドラインツールを使うことに気づくでしょう。grep飛ばして、find回して、sedで置換して。まるでコマンドラインの忍者です。 ぼくは業務上Windowsを使っているわけですが、そうすると「あー、WSL2入れとくか」…

ObsidianのMCPサーバで第二の脳をAIに接続する

Zettelkastenを使ってナレッジグラフを増やしていくと、不思議なことに気づきます。知識が増えるのは嬉しい。グラフビューを眺めると、概念同士のつながりが可視化されて、「ああ、ここがつながってたのか」という発見もあります。 だけど、です。 この蓄積…

MacのJISキーボードで¥が\に化けない問題を、今度こそ忘れないために書く

また忘れた。MacのJIS配列キーボードで、英数入力のときに¥キーを押したらバックスラッシュが出るようにする方法を。 プログラマにとってバックスラッシュは日常的に使う記号です。正規表現のエスケープ、パス区切り、文字列リテラル。どこを見ても\だらけ。…

「なぜ悪人が上に立つのか」を読んだ

上司から「いま読んでる本がある」と薦められたのが、ブライアン・クラースの『なぜ悪人が上に立つのか──人間社会の不都合な権力構造』でした。 なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造作者:ブライアン・クラース東洋経済新報社Amazon 興味深い…

Obsidian GitとClaude Code on the Webで第二の脳を持ち歩く

以前、GitHub CopilotのカスタムエージェントでZettelkastenを効率化する話を書きました。GitHub Copilotは定額制だから、使用量を気にせず記事や議事録からzettelを抽出できて、これが思った以上に便利でした。 ところが、です。 満員電車の中で技術記事を…

Consistent Hashingの数理とVirtual Nodesによる負荷偏り削減を理解する

以前、OpenTelemetry CollectorのLoad Balancing Exporterを使ってメトリクスを複数のWorkerに分散する仕組みを構築した記事を書きました。 あの構成では、Consistent Hash Ringを使って時系列ごとにWorkerへルーティングしています。Consistent Hashingの目…

OpenTelemetry CollectorでClaude Codeメトリクスに対するDeltaToCumulative処理をスケールアウトさせる

以前、Claude CodeのOpenTelemetry Metricsを収集してGrafanaで可視化する仕組みを構築したという記事を書きました。 あの記事では「とりあえず動いたぜ!」という勢いで締めくくったわけですが、実はあの構成には根本的な問題がありました。そう、僕は問題…

GitHub CopilotのカスタムエージェントとObsidianでZettelkastenの知識管理を加速する

Zettelkastenで知識管理を始めてからしばらく経つけれど、どうにも時間がかかってしまう作業がある。それは、1つの記事やミーティングの議事録から、原子的なzettelを抽出する作業で、結構しんどい。 記事を読んだり議事録を書いたりすることそのものは別に…

Claude CodeとOpenTelemetry Collector、Amazon Managed Service for Prometheus(AMP)を組み合わせて利用状況を可視化する

毎日Claude Codeを使っていると、ふと「自分はどのような使い方をしているんだろう」と気になることがあります。 セッションあたりどれくらいトークンを消費しているのか、費用はどの程度かかっているのか。もちろんccusageのようなツールもありますが、Clau…

Claude Code のカスタム slash command で pull request のレビュー認知負荷を低減する

生成AIの登場でコード生成の生産性は急速に高まっているとされてます。ホントか? まぁほんとなんでしょう。実際、数分でコードを生成できる時代になりました。 ただ、そのような生産性の伸びに比べて、品質を確保する人間の負荷は変わっていません。バグが…

生成AIの適用で2つの壁にぶつかる話

生成AIでシステム開発を効率化しようって話に溢れていて、中でも仕様駆動とかスペック駆動とか言われる領域なんかは実用性もあるってことで盛り上がってる感じがある。 でも、この期待を数百・数千人規模のエンタープライズのウォーターフォール開発に持ち込…

TaskChute Cloudのログを生成AIで分析してタスク管理の振り返りを自動化する

僕は長年TaskChute Cloudを使って日々のタスク管理をしている。タスクをこなすこと自体は習慣化できているんだけど、本当に難しいのは日々のログを分析・可視化し、改善サイクルを回すことだ。GTDでも「振り返り(Review)」は重要なプロセスとされているけど…

GitHubリポジトリでClaude Plugin Marketplaceを作ってSlash CommandとMCP設定を配布する

Claude Codeを使っていると、便利なslash commandやMCPサーバの設定を他のプロジェクトでも使い回したくなる。でも毎回手作業でファイルをコピーしたり、設定を書き写したりするのは面倒だった。チームで共有しようとすると、READMEに手順を書いて「この設定…

Claude Agent SkillsのProgressive Disclosureとコンテキスト、そしてその配布について

AnthropicがAgent Skillという仕組みを発表して話題になってた。 内容を見て思ったのは、これはSubAgentsと何が違うんやろ、ということだった。 あれ、これSubagentsでできることでは? みたいな。その点は未だ本質的にわかってないのだけれど、まぁClaude.a…

JavaプロジェクトでSerenaとClaude Codeが実現するセマンティックなコード理解

Claude Codeをとても便利に使っていて、実質的なコードや各種設定を自分の手で書くことが相当少なくなってきた。 仕組みというか、流行り言葉で言えばガードレールなんでしょうけど、その辺りを整えておくと楽だわ〜という感じになる。 でもそこには限界もあ…

Vibe Codingでどんどんコードが発散していくのを、AIとlizardとsimilarity-pyで防ぐ

ai

小さなツールであれば、もうClaude Codeでいいよね、自分で書く必要ないよね、という気になってきた。 TeamsのWEBVTTから議事録を作るツール、僕は1行も書いてない(実際のところは、devcontainer設定ファイルだけいじった)。 でも、機能追加とか仕様変更と…

コーディングエージェント用のオンボーディングドキュメントを、エンジニア用のドキュメントと同一にできるのだろうか

ai

コーディングエージェントによるコード生成の精度は結構いい感じになってきていて。GitHub CopilotとかClaude Codeとか、コーディングアシスタントだかエージェントだかがどんどん現場に入ってきています。 でも、これらのツールに「いい感じのコード」を書…

Context7 MCPサーバで“未学習”のフレームワークの使い方を生成AIに伝える

生成AIを使った生産性向上というのは猫も杓子も取り組む領域なわけですが、特に「生成AIにコードを書かせる」場面では、AIが学習していないライブラリやフレームワークを使うときに大きな壁が立ちはだかる。AIは学習データに含まれていない情報には弱くて、…

VS Codeに載った`githubRepo`を使うことで未学習ライブラリを用いたVibe Codingを加速できるのではないか

VS Code v1.100で登場したgithubRepo機能、試しましたか? いや全然知らなかったんだわこれ。 You can now use the #githubRepo tool to search for code snippets in any GitHub repository that you have access to. This tool takes a user/repo as extra…

わたしの知らないGitHub CopilotのInstructions/Promptsの世界

Claude Codeなどさまざまなコーディングエージェントが隆盛を誇る中で、GitHub Copilotも着実に進化を続けています。特にエンタープライズ開発における信頼感を考えると、GitHubやMicrosoftがバックに控える GitHub Copilotの安心感は捨てがたい。 特に最近…

Claude CodeをBedrock連携させた時のネットワーク疎通要件検証

Claude Code、便利ですよね。課金した。コードの自動生成やリファクタリング、ちょっとした調査まで、開発現場での「もう一人の自分」として頼りになる存在です。でも、企業や組織の“境界型ネットワーク”、つまり外部との通信を厳しく制限している環境で使う…

Claude Code GitHub Actionsから考える生成AI駆動開発とドキュメント管理の妄想

はじめに もし、すべての開発ドキュメントや成果物が「リポジトリ」という一つの場所に集約され、AIや自動化ツールがそれらを自在に読み書きできたら――。そんな“Single Source of Truth(SSoT)”な世界を想像しても、結局のところ要件定義や設計ドキュメント…

SARIMAXのメモリ消費問題とsimple_differencingによる解決

はじめに:遭遇したメモリエラー なぜSARIMAXでメモリエラーが起きるのか? simple_differencing=True でなぜ解決するのか? 実装例 メリット デメリット・注意点 まとめ はじめに:遭遇したメモリエラー 時系列解析でSARIMAモデルのハイパーパラメータ探索…