理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

ブックスタンドで向上する生産性

イスの座り方には、大きく分けて前傾姿勢と後傾姿勢がありますが、PC を長時間使用する場合に適しているのは後傾だと言われています。

後傾? 前傾? 作業にあったワーキングチェアを考える:オカムラ「いすの博物館」 - ITmedia エンタープライズ> ディスプレイと体が離れても作業できるデスクトップPCに適しているのは、垂直からやや後傾、およそ110度ぐらいの傾きだという。 <<

しかし、何か技術書を見ながらコードを写経するとき、あるいは zsh や Emacs などの設定ファイルを本からコピーするとき、後傾姿勢では机に置いてある本を読むことができません。本と視線は直交すべきなのです。 また、技術書は数百ページを越えることが少なくないですが、このような本を机に置いておくと、勝手に閉じていってしまいます。これを防ぐために手を使ってしまうと、キーボード上のホームポジションから手が離れてしまいます。文鎮を使うのも選択肢としてはアリですが、後傾姿勢による本の読みにくさという問題は解決することができません。

あまりにこのようなことが続くと、やはりストレスが溜まり、胃潰瘍や過敏性大腸症候群などの病気に悩まされ、寿命が縮んでしまいます。これはよくない。決してよくありません。天寿は全うすべきですから、ぼくはこのような諸問題を解決すべく、ブックスタンドを買った。 買ったのは ELECOM の EDH-004 で、だいたい 1,000 円くらい。

1,000 円くらいですから、あんまし重厚感もオシャレ感もないがパキパキ感のある軽いプラスチック製なのですけれど、その使命たる本の固定はしっかりしてくれています。 Perl クックブックは 800 ページくらいある B4 サイズの技術書なのですが、ページを開いた状態で止めてもびくともしませんし、ページが勝手にめくれることもありません。仕様的には、厚み 62mm までは支えられますから、えーと何ページの本まで支えられるんですかね。知らんけど、かなり厚い本まで支えられそうです。 背もたれも 18 段階まで角度を替えられるということですから、オフィスチェアの背もたれの角度に合わせて調節すれば、後傾姿勢かつ両腕をフリーにした状態で本を読みながら PC に向かうことができてかなり楽です。ページホルダも 左右両ページ用についているので、そのあたりのホールディングも柔軟に変更できます。

総評としてかなりよいです。この値段でこれだけ机上の使い易さが向上するのはコストパフォーマンスよい。