今日の Transform View は、View として、ドメイン層のデータをインプットにして、HTML を出力するトランスレータを採用するパターンです。
この種のパターンで実際に多く使用されているのは XSLT です。ぼく自身も、XSLT でフロントエンドの HTML を描画する B2C のシステムを担当したことがあります。XML を返す API と XSLT を組み合わせて HTML を作成するやり方です。 昨日の内容と合わせると、Template View と Transform View、2 つの View が登場したことになりますが、これまでの IT では
- Template View に対しては多数の対応エディタが存在している
- Transform View に対しては、それほど対応エディタは多くなく、また、保守が難しくなる
というのが一般的です。 しかし、それでも Transform View が使用されているのには訳があります。
- XSLT は「変換」に焦点が置かれるため、ロジックを不用意に導入することが少なくなる
- Web サーバがなくとも View のテストが可能