なぜ今シェルスクリプトを学ぶのか・シェルスクリプトのTips - 理系学生日記を見て頂いた技術評論社の方からお声がけ頂き、WEB+DB PRESS Vol.133にシェルスクリプトの記事を書きました。
タイトルは「ツールを自由につないでWeb開発を効率化! 今こそシェルスクリプト」です。雑誌自体は2/24(金)発売です。
技術系の雑誌や書籍に書いてみるということに対して憧れがあり、お声がけいただいたのはとても嬉しかったです。一方で、ぼく自身はシェルスクリプトの専門家ではありませんし、巷にはぼくよりシェルスクリプトを記述している人は多くいらっしゃいます。その中で「シェルスクリプト」に関して自分に何が書けるんだろうというのが大きな課題でした。
この辺りは技術評論社の方と記事において「何を大事にしたいのか」ってところを何度も話し合って、このメッセージだったら書けるかな、というのを見出して書いたのがVol.133の記事です。
シェルスクリプトって目にする機会、書く機会が少なくなっている方が多い状況かなと思いますが、ちょっと書いたことがあるくらいの方〜中級の方にシェルスクリプトって面白そうだと思っていただけたら嬉しいです。UNIX哲学や達人プログラマーの内容もちょっとだけ触れています。
本Blogで取り上げたシェルスクリプトやツールも、いくつか修正しつつ取り上げています。ツッコミどころもあるでしょうが、ぜひご覧いただければありがたいです。
ちなみに、記事を執筆している時期にシェルスクリプトに関する書籍が出たんですが、これ読んだら内容が絶対そっちに引きずられてしまう! と思って買ってません。落ち着いたらしっかり読んでみたいです…。
スケジュール感
11月にお話をいただいて、12月から構成を検討し、本文を本格的に書いたのは年末・年始です。1月はその内容を踏まえて校正を続け、2月にこれで行こうというものができました。 下記エントリで取り上げたDevelopers Summit準備との並行作業になることはお声がけいただいた時からわかっていて、これは結構忙しくなるなというのは覚悟していたのですが、なかなかハードでした。
本当は、いろんな人にレビューもしていただくつもりだったのですが、第一稿を仕上げたのも結構ギリギリで…。この辺りの責任は私にあります…。
利用したツール
技術評論社の方とは、主としてGitHubのissueを使って、場合によってはWeb会議を使って議論させていただきました。ぼく自身は土日しか動けない感じだったので、非同期コミュニケーション主体だったのは非常にありがたかったです。
日本語チェック
日本語に関してはtextlintに非常にお世話になりました。textlint-rule-prhとWEB+DB Press用のprh用ファイルを組み合わせて利用させていただきました。
- GitHub - textlint-rule/textlint-rule-prh: textlint rule for prh.
- rules/WEB+DB_PRESS.yml at master · prh/rules · GitHub
一方で、いま調べたらWEB+DB PRESS用のtextlint ruleもあるんですね。こちらを使っていたら、技術評論社の方のご負担をもっと少なくできたはずです。すみません。
InDesign変換
原稿はMarkdown形式で記述し、前述のtextlintをかけた上で、md2inaoを使ってInDesign形式に変換しました。GitHub上でtagを打ったらmd2inaoを実行してGitHub ReleasesにアップロードするようにGitHub Actionsを構成しました。
ただ、実際のところは技術評論社の方にInDesign形式への変換や組版イメージの共有はお任せする形になったので、このActionはあまり活躍せずでした。まぁmd2inaoを実行するときにエラーが出ないことを確認できたくらいでしょうか。
感想
技術評論社の方に文章を何度も校正いただいたのですが、めちゃくちゃ適切なコメントをいただいて、プロフェッショナルの日本語力というのはすごいな、と本当に感動しました。 WEB+DB PRESSという自分もよく拝読していた憧れの雑誌に関して貴重なチャンスをいただけたこと、とても嬉しかったです。