結構がんばって家の中を大掃除してみました。新しい洗剤を買ったり、トイレの芳香剤を変えたりして、僕という人はとてもキレい好きですね。そんなぼくも小学校の通信簿で整理整頓欄を△にされたことがあるんですけど、その先生は、今のぼくをみたらびっくり仰天、腰をぬかす。人というのは成長するものなのです。ゴミ袋3袋くらいのゴミが出た。
そんな風に、ぼくは心を洗うかのように大掃除に精を出していたんですけど、どうも心根の悪い人が「おまww新年ww年末にやっとけよww」とか嘲笑している感じです。部屋を掃除するよか、この心根の悪い人の心を掃除するか、存在そのものを掃除するかした方が世の中きれいになるかなと妄想してみたんですけど、心の掃除はめんどいですし、存在の掃除するほどの度胸がないですから、見て見ぬ振りをしようと決めたのでした。
そもそも年末に大掃除をするのは、その年の汚れを一掃して新年をきれいな部屋で迎えようとかいうことだと思いますが、おあいにくさまでした。去年の汚れをすべて無かったことにするなんて無理なのですよ。その年の汚れというのは一掃できたように見えても、年輪みたく深く深く刻まれている。一年一年を新しく生きるんじゃなくて、一年一年は積み重ねなんですね。刻まれた汚れに目を背けるんじゃなくて、逆に目を向けること。そういうことを忘れずにいたいと思ったので、ぼくは年末に大掃除をせず、年始に大掃除をしたのでした、とか書いてみましたけどもちろん全部嘘で、年末はメンドかったのでやらなかっただけです。