この間、プロバイダをauひかりにしたんですが、それ以降Zoomのトラフィックが不安定になりました。 通常時は普通に使えるのですが、一時的に動画が止まる、音声がおかしくなるといった状況。ネットワーク速度を継続的にモニタリングしてはいないのですが、輻輳でもしているのかなという状態です。
auひかりからはATERM-87921Dを設置頂いており、これまでルータとして使っていたWHR-1166DHP4はアクセスポイントモードで使用していました。 auひかりさんが設置工事をしてくれたとき、いつの間にかアクセスポイントモードに設定したようです。拘りはなかったので別に良いのですが。
Zoomの通信がうまくいかないとそれなりに業務上の支障を生じます。 せめてZoomのトラフィックだけでも救いたいなと思いまして、WHR-1166DHP4をルータモードにしてQoSを有効化することにしました。
WHR-1166DHP4は家庭用ルータですので、そんなに高機能なQoS設定はできません。設定できるのは以下の3点です。
- TCP or UDP
- 宛先ポート番号
- 優先度
Zoomではどのような通信をするのだろうとドキュメントを探していたのですが、ZoomのConnection Processを見つけました。
このドキュメントによると、正常に接続シーケンスを完了したZoom Clientはビデオや音声通信を以下のように行うようです。
- UDP 8801ポート
- 使えない場合はTCP 8801ポート
- それも使えない場合はTCP 443ポート
というわけで、今は以下のようなQoS設定をしています。
これで多少でも効果が出ると良いのですが。