ITIL v3 の試験を受ける日だったのです.
ITIL とは
ITIL とは Information Technology Infrastracture Library の略で,要は IT 運用業務のベストプラクティス集になっています.
責任分界はハッキリシャッキリしなきゃいかんよとか,どっかシステムを変更するときはちゃんと話し合って記録にも残そうねとか,そんな話です.
発祥はイギリスで,ITIL 自体注目を浴びているのかいないのかよくわからないステータスのまま,ぼくは ITIL の試験を受けたのでした.
試験
ITIL にもランク付けがあって,今回受験したのはその一番下のものです.
ITIL (version 3) は基本的には 5 つの大枠によって構成されています(各大枠に対して一冊の本がある).
- Service Strategy
- Service Design
- Service Transition
- Service Operation
- Continuous Service Improvement (CSI: 記憶が怪しい)
受験した Foundation はこれらの大枠を掴むとともに,中に出てくる語句の定義をしっかりと理解して,ITIL 関連のドキュメントを苦労なく読めるレベルに達すれば良いっぽい.40 問の四択問題を 65% 以上の正答率でクリアすれば,晴れて合格となります.
試験に関しては下記サイトが非常にうまくまとまっているように感じました.
このサイトに記述がある通り,試験で問われていることは運用で必要なこととイコールではありません.ITIL の勉強をする中で,そうかこういう風に運用は回していくべきなのかというある主の感動も得られたりしたのですが,試験ではそういうことはほとんど聞かれず,むしろ細かな用語の意味だとか,そういう形の問題が多いです.そのため,実際に ITIL を業務上役立てようと思うと,
- 合格できるレベルの ITIL 用語の定義を身につける
- 合格した後,教材を読み返して復習する
くらいのことが必要になるかなと思いました*1
結果
結果は 4 週間後とのことで,40 問のマークシートの採点 + αなのに何がそんなにかかるんだろうとか思っているところです.
*1:何でもそうかもしれませんけど