そういえばこんなプロジェクトがありました。
これは、同期の間で共有できる知識を含んだ本とかあるハズだから、そういうのが簡単に貸し借りできるシステムを作ったら良いんじゃないかと、ぼくのローマンチックな夢が描かれた感じです。
これを思い付いたのは 1 月の話で、今は梅雨なんですけど、決して忘れてたわけじゃありません! ちょっと仕事中に思い出しては家に帰って忘れ、家で思い出しては家事を片付けているときに忘れとか、そんなヌルい感じで過ごしてたら、今日ようやくはっきし思い出したのです。だれしも忘れたり思いだしたりして生きてるんだし、そういう営みをぼくがしたところで責められたりしない、おばあちゃんの背中みたくあったかい世の中になってほしいものですね。
法律こわい
さて、やっぱしそういうシステムで怖いのが著作権です。
著作権というのは恐しいもので、とにかくコワい。もし著作権法で「息をしたら死刑」って書いてあったら、ぼくもおまえも息しただけで死なないといけない。もし深呼吸とかしようものなら末代まで祟られたりするかもしれません。とてもこわいですね。
前にちょっとしらべて、クローズドな貸し借りだったら大丈夫じゃね?って思ってたんですけど、もう一回読みなおしてみるとやっぱしヤバい香りがする。
ヤバいなって思ったのはこのへんですね。
(貸与権)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html
第二十六条の三 著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。)をその複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供する権利を専有する。
ようするに、「公衆」ってヤツに貸す権利は著作者だけが持ってますよって読める。じゃぁ「公衆」の定義ってなんだろなって調べると
5 この法律にいう「公衆」には、特定かつ多数の者を含むものとする。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html
公衆ってのは、特定の人の場合も含むよって読める。
つまり、クローズドな人間間の貸し借りであっても、それを貸す権利を持つのは著作者だけであって、クローズドな図書館システムみたいなのを作ってしまうとヤバいんじゃないかなー。
方向転換しよう!
図書館システムを作るのはやめて、みんなが持ってる本とかを見える化すれば良いんだ! って思いました。
作るのは楽しいし、ニーズとか知ったこっちゃないし、とにかく作ることにします。前に作ってたソースは 1 月から今月までの長い道程の間で失われたからイチから作りなおすことにして、まだほとんど何もできない状態で github に上げた。
現状、リアルにほとんど何もできない!! たのしい!!!
それでは、また半年後に!