積読が多くなってきたから自分の Kindle 登録済の本を巡ってたら、太宰治の「グッド・バイ」があった。
いやさー、なんで登録したのか全然覚えてないんだけどさー、あれ太宰治ってこんなユーモア小説書くんだっけって思って一気読みしてたらさー、まさか遺作だとは思ってなかったしさー、未完だとも思ってなかったしさー、フム〜〜〜〜という感じです。シンプルに面白かったので、ぜひとも完結させていただきたかった。
突然ですが、ここでグッド・バイのクライマックスの様子です。
「あんな事で、もう、わかれてしまうなんて、あの子も、意久地(いくじ)が無いね。ちょっと、べっぴんさんじゃないか。あのくらいの器量なら、……」
「やめろ! あの子だなんて、失敬な呼び方は、よしてくれ。おとなしいひとなんだよ、あのひとは。君なんかとは、違うんだ。とにかく、黙っていてくれ。君のその鴉(からす)の声みたいなのを聞いていると、気が狂いそうになる。」
「おやおや、おそれいりまめ。」
わあ! 何というゲスな駄じゃれ。全く、田島は気が狂いそう。
「おやおや、おそれいりまめ。」
わあ! 何というゲスな駄じゃれ。全く、田島は気が狂いそう。
「おやおや、おそれいりまめ。」
わあ!