世の中には数多ドキュメントというものがあります。こういうのは、喫茶店だったり、通勤中の空き時間だったりで目を通しておこうということがありまして、
せっかくなので、iPhone や iPad といった持ち運びできる媒体で読みたいということがあります。
こういうドキュメントリーダとしては、みんな大好き iBooks や、i文庫HD といった有名所が基本的に活躍するものです。
それ Kindle パーソナル・ドキュメントサービスでできるよ
そういうのは Kindle パーソナル・ドキュメントサービス でやれ。
Kindle パーソナル・ドキュメントサービスについては、Amazon のヘルプページに説明があるんですけど、いってみれば手元のファイルをあたかも Kindle Store で買った電子書籍みたく扱えるようになるサービスです。まぁローカルのドキュメントを Kindle の書籍として管理できるサービスといっても良い。
パーソナル・ドキュメントサービスは、Wi-Fi接続時に、端末にドキュメントを無料で送信できるサービスです。Kindle端末、Fireタブレット、Kindle for iPad/iPhone、およびKindle for Androidにパーソナル・ドキュメントを送信すれば、その端末で、いつでもどこででも読むことができます。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200767340
わりと使うのはダルくて、Send-to-Kindle Eメールアドレスという個々の端末に割り振られた Kindle 用のメールアドレス宛に、承認済メールアドレスから、ドキュメントを添付ファイルで送ることでドキュメントの管理が可能になります。
いま、2 つのメールアドレスが出てきたけど、以下のようなかんじです。
- Send-to-Kindle Eメールアドレス
- 「端末」タブ で確認できるメールアドレス。Kindle を入れた端末に勝手に割り振られてます。Mac や PC は対象外な。だって、Kindle パーソナル・ドキュメントサービスは Kindle for {PC,Mac} には対応してないから。
- 承認済メールアドレス
- いつのまにか設定されてた。「設定」タブ から設定できる。まぁ変なメールアドレスから悪戯目的で謎のドキュメント送られてきても困るから、っていった理由でしょう。
添付ファイル送ると、Amazon から「お客様のKindleドキュメントはCloud Driveに保存されています」っていうサブジェクトのメールが送られてきて、あぁアップロードされたんだな、ってことが分かります。サブジェクトから読みとれる通り、このサービスは、Amazon Cloud Drive に統合されてます。はい。
Send-to-Kindle Eメールアドレス宛てに送信されたパーソナル・ドキュメントは、コンテンツと端末の管理とAmazon Cloud Driveにも保存されるよう初期設定されています。
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200767340
アップロード完了しましたら、はい、あたかも Kindle Store で購入した書籍であるかのように、お手元の Kindle デバイスにドキュメントが配信されます。よかったですね。
制限
対応しているフォーマットは以下の通りです。使うのって基本は .PDF か .MOBI あたりじゃないかしら。
- Microsoft Word (.DOC, .DOCX)
- HTML (.HTML, .HTM)
- RTF (.RTF)
- Text (.TXT)
- JPEG (.JPEG, .JPG)
- Kindle Format (.MOBI, .AZW)
- GIF (.GIF)
- PNG (.PNG)
- BMP (.BMP)
- PDF (.PDF)
ちなみに、PDF の場合は、端末間で「どこまで読んだ」というページの同期はできません。残念ですが、PDF というファイルフォーマット上、仕方がないですね。
ちなみに、PDF ファイルを添付したメールを送信する際のサブジェクトに「変換」を設定することで、Kindle 側で PDF => Amazon 形式に変換してくれますが、この変換の精度は現段階ではあまり使えないので社会は厳しい。