理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

「シリコンバレー式最強の育て方」を読んだ

1 on 1 を本格的に行うにあたって、こちらの本を読むことになりました。 これまで、1 on 1 を行ったことはあったんですが、きちんと体系だてて学んだことはありませんでした。この本は、いわゆる「上司」が部下に対してどのようにして 1 on 1 を行っていけば良いのか、というのを題材にした本です。

1 on 1

1 on 1 が何かというのは、この本において「はじめに」のさらに前に説明されています。

  • 1 on 1 は、上司と部下による 1 対 1 の定期的な対話の時間
  • 一般的な面談との大きな違いは「これは部下のための時間」である
  • 部下の気持ちがすっきりしたり、納得感を持ったり、次のチャレンジへ行動していこうとすることが最も重要なこと

ぼくは 1 on 1 に限らず、上司とか部下とかリーダーとかメンバーとか関係なく、誰もが思ったことを話し語れる環境というのはすごく大切だと思います。 最近の言葉で言うなら、いわゆる心理的安全性にあたるものだと思っています。

そのためには、もちろんチームや組織において他愛のない会話が可能な雰囲気づくりが重要で、ここ数年心がけていることでもあります。 ただこの本を読んで思ったことは、さらに一方進めて「個人としての価値感を互いに伝えあう」ということもまた、必要なんだろうということでした。

信頼関係

1 on 1 で時間をとってマンツーマンで話をするのって、やっぱり互いの信頼関係が基礎だと思うんですよ。 1 on 1 の目的の一つが信頼関係を醸成で、その信頼関係を元にしてさらに 1 on 1 の意義が開けてくる。それは目標設定や評価に対する納得度もそうだし業務組織課題に対する納得感もそうなんだけど、 そういう堅苦しいことの前に、せっかく 1 on 1 というものをやるのであれば、やっぱり「分かりあえる」関係を築きたいと思います。

そのためにはきっと互いにオープンに話ができる環境が大前提になっていて、そういう場を作るためには、やっぱり自分がどういう人間で、どういう価値感をもっていて、どうしていきたいのか、みたいなことを 自分の方から開示すべきだろうとすごく思うんですよね。

で、そのためにはどうしたら

1 on 1 には準備が重要で、せっかく細めにお互いの時間を取るんだから、そこは有意義な時間にしていきたい。 そういうわけで、最初の 1 on 1 には絶対に間に合わないんだけど、manager readme みたいなものは早々に作りたいとおもっています。

以下の README とかエントリとか見て、すごく良い取り組みだなと思った。

ぼくが何を考えていて、どういうことを理想と考えているのか、みたいなものは文章化してきちんと表現して、それをきちんと更新していくべきだと思うんですよね。 読む人にとっても価値があると思うし、自分にとっても、いつもは頭の中にぼやっとしている価値感を文章化しておくのは、すごく意義あることだと思っています。 納得できるものが書き上がったら、公開できると良いなぁ。というか公開しておきたいなぁ。