理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

全員に情報を行き渡らせるには

「社内の多くの人にこの情報を届けたい」と考えることがあります。が、それは叶わぬ夢なのでしょう。

人の「関心」は、容量に上限のある資源であるという考え方があります。

人に情報を届けるというのは、この「関心」という資源をめぐる競争です。

テレビも新聞もゲームもネットも戦争をしていて、その中に自分もエントリするということになります。

その情報が受信者にとってよほど魅力的でない限り、誰しも詳細を理解しようとは思いません。 その理解に費やす時間があるのであれば、自分の関心のあることに時間を使いたいですもんね。それはぼくもそうです。

掲示板のようなブロードキャスト型の媒体にいくら情報を書こうとも、それを覗いてくれる人は稀有です。 自分にドンピシャという情報が掲載される頻度は少ないですもんね。

結局は伝えたい情報の「ターゲットとなる人」を考え、そういうターゲット層が見ている媒体を確認し、そこに情報を載せるということが必要なんでしょう。 これはもはやターゲティング広告の話ですが、社内に情報を伝えるという場合であってもそういうことを検討せねばならないほど、たくさんの関心が世の中には満ちている。 発信側に回ると大変な時代ですが、自分のような情報の消費者としては嬉しいことだなと感じます。

このあたりを勉強するには何がいいんでしょうね。