理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

VMWare Infrastructure

@IT で連載があったようなので,(1) - (5) までをマインドマップ化してみたりしました.

以下,再構成したまとめ.

仮想化の実装形態

ホスト型

VMWare Server や VMWare Workstation がこのタイプ.デバイスドライバ等はホスト OS 側に依存しているので,結果として HW 等はホスト OS に依存する.

ハイパーバイザ型

VMWare ESX がこのタイプ.HW 上にホスト OS を載せた後仮想化 SW を置くのではなく,HW 上に直接仮想化 SW を置く.VMWare ESX では,この仮想化 SW が VMKernel.

VMWare Virtualization Layer

VMKernel とサービスコンソールがこの層を構成する.

VMKernel は VMWare が独自に開発した仮想化専用のカーネル.物理リソースを抽象化し,その結果仮想マシンは HW 非依存となる*1.UI は VMKernel 側にはなく,これを提供するのがサービスコンソール.サービスコンソールには管理用の IP アドレスが振られる.

構成

VMWare Virtual Center

Windows 用のサービスアプリケーション.複数の ESX や仮想マシンの管理に用いられる.50 万円からだそうな (ref. ITmedia エンタープライズ:VMwareの日本法人、VirtualCenter投入でサーバ統合ビジネスに本腰)

VI Client

Windows 用のアプリケーション.管理用 NW を介して VMWare Virtual Center や ESX と通信する.

ストレージ

インスタンスのデータをどこに保存するかという点で,内蔵 HDD に保存するか,共有型ストレージ(FC SAN や iSCSI SAN,NFS) に保存するかを選択できる.後者はストレージ資源の利用率を向上させるとともに,後述する VMotion (やそれに派生して DRS (Distributed Resource Scheduler)),VMWare HA を利用できるようになるメリットがある.

VMotion

仮想マシンを,異なる HW 間で無停止(実際には数ミリ秒の停止) かつセッションを維持したまま移動できる機能.用途としては保守やワークロード均一化がある.もちろん,共有ストレージの利用が必須.VMKernel ネットワーク経由で仮想マシンは移動される.VMKernel ネットワークは Gigabit Ether.

DRS

仮想マシンのワークロードをリアルタイムに収集し,物理マシンのワークロードの均一化を目的として自動的に VMotion を実行する機能.
DRS に付随して DPM という機能もあり,こちらは電源効率を上げるために自動的にインスタンスを集約し,電源の ON/OFF を行う機能.自動電源 ON は Wakeup On Lan を利用する.

VMWare HA

VMWare ESX 同士,あるいは ESX と Virtual Center 間でハートビートを行い,必要に応じて再起動を実施する機能.

カプセル化

仮想マシンに関する情報(NVRAM やディスクイメージ等)を全てファイルとして扱う機能(?).これによりバックアップを単なるファイルコピーとして実現することができるようになる.また,基準となる仮想マシンをテンプレートとして用意することで,各種サーバの用意を効率的に実施することができるようになる.
単なるコピーではホスト名の重複,ライセンスキーの重複などということが起こってしまうが,sysprep を用いることでゲスト OS のカスタマイズが可能になる.

*1:仮想マシンインスタンスはどの HW でも動作する