槙島「どうでもいいんだけどさ」
チェ『はい?』
槙島「凄腕のハッカーがギブスン好きってのは出来過ぎだな」
2013-02-01
サイバーパンクの代表作であり、かの攻殻機動隊や MATRIX の祖とも呼ばれる、ウィリアム・ギブスン著のニューロマンサー。ここ一ヶ月くらい、ずっとこの小説読んでました。電脳空間 (Cyberspace) って、この本とか「クローム襲撃」で出てきた語なんだ。
ISBN:978-4150106720:detail
ISBN:978-4150107178:detail
小説一巻にこれだけの時間をかけてしまったのは、まぁ忙し目だったこともあるんですが、この本めっちゃ読みにくいんです…。恐しい程に何の説明も間も置かず次々に切り替わる場面展開・情景描写と、隠喩で彩られた文章に満ち満ちていて、第 1 章とか 4 回くらい読み直した。それでも意味わからない。でも、そのうち理解した、「あぁこれは、詳細に着目するんじゃなく、世界観に没入するタイプの小説なんだ」って。
8 :名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/21(火) 15:39:43.02
サイバーパンクの元祖で傑作と言うから数年かけて意地でも読破したが
結局ちんぷんかんぷんだった9 :名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/21(火) 16:03:50.85
想像力が足りないのかと思い時間をかけて必死に読んだが始終何が起こっているのかさっぱりわからなかった23 :名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/25(土) 11:54:31.28
これ原文で読めば理解できるようになるの?読んでて自分が本かどちらが悪いか分からなくなったよ
70 :名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/18(日) 21:57:00.46
5ちゃんねる error 3001
大勢の人間が意味がわからんというのに
名作認定されてる不思議な小説
発行は 1984 年。1984 年といえば、ファミコンが出てから 1 年経って、F1 レースとかが発売された年な。
こんなレースしている間に、著者のギブスンはマトリックスの世界観を既に構築していて、電脳空間への精神接続(ジャックイン)とか、人の代わりに意思決定を行おうとする AI、サイバネティック技術といった今でも「SF」に位置付けらる世界を作ってしまってたっていうんだから、人間の想像力はホントにスゴいと思う。
この台詞を、AI が言う世界を 30 年前に想像できたかと。
おれは記憶に"出入り"することはできるけど、記憶は心と同じじゃない。
むしろ、こういったフィクションによって、人の進む方向って決まってくるのかもとすら思う。日本人としては、第一章の副題が「千葉市憂愁」となっている通り、舞台の一部が日本になってて嬉しくもあった。