理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

査読結果返ってくる


1月から2月にかけて死にそうになりながらも書き上げた論文の査読結果が返ってきました。


論文の査読は一般に、複数人の査読者が、その論文の新規性であり,独創性であり,表現能力なりアカデミアへの貢献度なりを評価して、その結果 accept/rejectを判断することで行われます。今回投稿した国際会議では、1論文につき4人の査読者が査読することになっていたようです。前の会議では二人だったのだけれど、ちょっとだけ敷居が上がったらしい。


なんだろう、その査読者のコメントがとりあえず辛辣で、凹んだ。たとえばこれ。

*** 12 (Comments for the Authors): Simulations need to be presented so
as to enable external validation of the results and interpretations,
otherwise they have no value.
(意訳: シミュレーションってのはな、他の人がそれを検証できるように書いてこそ意味があるんだよ。そうじゃなきゃまったく意味ないっすよマジで)

そういう評価がなされるので、この査読者の論文に対する推薦度合いはこんな感じ。

*** 6 (Overall Recommendation): 1:Strong Reject 2:Weak Reject 3:Don't
Know 4:Weak Accept 5:Strong Accept

Evaluation=Weak Reject (2)
(意訳:まぁrejectした方がいいんじゃね?)

あぁ・・・凹むわ、こういうの。。もう一人超辛辣なコメントを残しておられる査読者がおられまして、たぶんいただいたコメントは論文1ページ分くらいあるかと。あぁぁぁあああああ。


4人の結果を総合して、なんとか滑り込んだという感じで、結果的にはacceptされたのですが、喜びというよりは凹むという部分のほうが大きいです、正直なところ。夏ごろにアメリカで発表なのですが、当日ボコられそうなので、英語能力を敢えて落として、「英語わかりません」「おっしゃっていることがわかりません」「日本語で言ってください」とかいう姿勢を貫いたほうが、今後のダメージを最小化できるのではないでしょうか。絶対通用しないけど。