みなさんこんにちは! iPad 到着しましたか!! してませんか!!! 知るか!!!!
iPad を手にいれて、早速ミスタードーナツに繰り出してみましたが、なんか広げるのがちょっぴし恥ずかしくて、もじもじと隠すように操作したりしていたので、ぼくというヤツは本当にダメだ。ぼくは自分が自分で情けなくなり、今日は東京の空みたくどんよりとした気分で 2012 っていう映画の DVD 見とった。
ところで今日、twitter 上で iPad で論文読んだらどうなるんやって話があったので、実際に iPad で論文を読んで感想をエントリにしてみました。
結論を一言で言えば、画面サイズを調整する手間さえ許せれば、十分に使い物になるんじゃないかと思います。
画面表示される上では文字が小さい
多くの場合、論文のサイズは A4 or Letter サイズとなります。このサイズは基本的に、iPad のモニタのサイズよりも大きい。従って iPad を縦置きにしたとしても、論文は実物よりも縮小されて表示されます。
百聞は一見にしかずという言葉もありますが、論文を「i 文庫 HD」で開いてみると以下のようになります*1。
これは縦置きにした場合の表示ですが、このフォントサイズはお世辞にも読みやすいとは言えませんでした。よほど小さいフォントが好き、あるいは一覧性が可読性に優先されるという人を除けば、拡大がどうしても必要になるサイズです。
また一方、iPad を横置きにした場合は、標準で一画面に 2 ページが表示されることになるので、拡大しないととても読めるものではありません。
ただし、iPad では表示拡大は思いのままですし、論文は PDF で公開されるため、拡大して表示が汚くなるなんてことは通常ありません。私は論文を読むときはプリントアウトした実寸大で読むのに慣れていたのでその読みやすさには叶いませんが、拡大、およびそれに伴うスクロールの手間さえ気にしなければそれほど苦になることはないと思います(iPhone で論文を読む際は、論文の下端から上端までのスクロールの手間が半端ないので辟易していたのですが、iPad のモニタサイズであれば必要なスクロール幅は僅かです)
何よりの利点
一方、PC 上や、プリントアウトした論文を読むことに対する最大の利点は、「読みたくなったら、いつでも、どこでも、すぐに読める」ことではないかと思います。
論文を読む際に、鞄の中から論文を探して読む手間や、PC を立ち上げて論文用フォルダを開いて…という手間は、論文を読むのを躊躇する十分な障壁になり得ます。喫茶店に入って、さぁ PC を取り出して、OS のブートを待って…、という手間は馬鹿になりません。「後で読もう」、「{家,研究室}に帰って読もう」という後回しへの言い訳としては及第点です。
しかし、iPad はすぐに立ち上がります。ボタンを押せばホーム画面が表示され、i 文庫 HD なり、GoodReader を押せばすぐに論文が読める。ここの理論はどうなんだっけ、この論文のバックグラウンドはどういう流れになっていたんだっけ、そういうちょっとした疑問を解決するのも苦にはなりません。結果、たぶん論文と親しむ時間が増える。なによりできる研究者な感じがしますね(主観)。
というわけで、iPad を手に入れれば、みなさんの研究ライフが加速する。そして早くおれが働かなくても良い未来を実現してほしいなと思いました。
*1:blog 表示用に縮小はしています