長い長い戦いだったのですが、本日をもちまして13回にも及ぶ就職ミーティングが終了いたしました。胸を張っていえるのですが、こんなに熱心に進路指導してくれる先生なんて、どこの大学にもいないよ、ってことかと。こんな年になりますと、なかなか怒ってもらえることもないわけですし、本来なら怒る立場にある人も、その後の人間関係ですとかを考慮して、
- もう指導される年じゃないし、自分で考えてやりなさい
- 自分の人生は自分で選べ
- 君が行きたいところならそこに行けばいいんだよグリーンだよ
と、耳障りのいい言葉だけ残して立ち去る方もおられることと思います。だってそれが指導する立場としたら一番楽ですし。。そんな中で、反感をもたれるリスクを敢えて背負って、真正面から僕たちのダメなところを指摘して、真正面から相談に乗ってくれたボスはホントに人間としてすごいなぁと思ってしまうのです。。
「自分の人生は自分で選べ」ってそれはもちろん正しいのですが、この長きにわたるミーティングで学んだのは、自分の人生を選べるだけの力ってまだ僕らに無いってことで、無力感と言うのをきわめて強く実感したわけです。「なんで就職すんの?」「なんで大学院入った?」「なんで大学入った?」「なんで高校入った?」というwhyの質問に対して、正面から考えたことなどそれまでに無かったわけでして。「みんなが行くから」だとか「選択の幅が広がるから」だとか、周りに流され、選択を先送りにする癖が染み付いて{た,る}んだなぁということを強く強くおもったしだいです。考えるってのは体力が要って、その体力が全然無かったんですねぇ。。
じゃぁこの一連のミーティングを通して、考える力とやらが身についたかというと、そんな簡単に身につくもんじゃないみたいで。まだまだボスの納得いくレベルには達してないんだろうなぁと心底おもうのですが、「そりゃ考える力くらいありますよ!今までもかんがえてきましたよ!」って言う具合に高く高く伸びた天狗の鼻をへし折ってもらえたこと、全然考える力がなかったんだなぁということを自覚できたことが、一番の収穫だったんじゃないかなぁと、かくも思ったしだいです。