LDR がサービスを終了して早5ヶ月が経ちます。 ぼくはそれからもずっと情報収集を RSS に頼っていて、今は、だいたい 1,500 - 2,000 エントリ/day を 30 分くらいでざっと見ているかんじです。
RSS リーダとしては、LDR クローズ後は Inoreader を使用していて、ようやく自分としては納得いくフィード消化のスピードになってきたので、今日はそのへんのノウハウをまとめてみようと思います。
Inoreader
Inoreader は Google Reader や LDR と同様に、Web ベースの RSS リーダです。2013 年にリリースされていて、そこそこ枯れてる。 もちろん、公式のネイティブアプリもでています。
日本語化は相当進んでいて、UI にも不自然なところもでてきません。
前提
ぼくのフィード消化は
- iOS 用ネイティブアプリの Inoreader でエントリを総なめ。気になったものを Pocket
に登録。熟読については Pocket にて実施。
という内容にて実施しています。 なので、このエントリの前提は、「Inoreader に "エントリを熟読できる" ような UX は求めていない」ということになります。 (決して、Inoreader がそういう UX を実現できないということではありません)
また、基本的にはネイティブアプリを使ってほぼ全ての要望を満たせており、このエントリで書いていることもネイティブアプリ前提です。
フィード登録のノウハウ
フィードを消化する前に、フィードを Inoreader に登録するのを高速化したい。 これは、iOS のシェアシート経由で Inoreader を呼び出すことで可能になります。シェアシートにあることの何が素敵かというと、どのアプリを使っていたとしても、気になるエントリ、ページがあったら、それを即座に Inoreader で購読できることが大きい。
シェアシート上の Inoreader の提供機能の一つが「Subscribe to feed」で、WebView で表示しているページをすぐにフィード登録することができます。
フィード消化のノウハウ
まず、RSS リーダでフィード消化をするにあたってその消化の速さに大きく効いてくるのは、如何にエントリを Inoreader にキャッシュさせるか、です。 できるだけ大量のエントリをキャッシュさせないと、都度ネットワークアクセスして、エントリの内容を Inoreader がフェッチして、それを表示するという待ちが生じることになります。 時間をかけずにエントリに目を通していくためには、この待ちを減らしていかないといけない。ぼくが気をつけているのは以下の点です。
- フィードをフォルダにグルーピングする
- 先読みするエントリ数を最大にする設定を行う
フィードをフォルダにグルーピングする
Inoreader のデフォルト状態だと、1 フィード内の(複数)エントリのみを読み込んで先読みする動作になります。 これでは、よほど 1 フィード内のエントリ数が多くないとぜんぜん先読みが効いてきません。Inoreader には、フォルダ内のフィード内エントリすべてを一度に閲覧できる機能(UI 上は「フォルダーを表示」) があるので、 これを利用することで、先読みをより効かせることができるようになります。
例えば、下記はおおよそ企業系テックブログを集めたフォルダになっていて、ここの「フォルダーを表示」すると、これらブログに未読エントリを一度に読み込むことができます。
先読みするエントリ数を最大にする
いくつのエントリを読み込めるかは設定が可能で、最大が 100 エントリになります。 デフォルトだと結構絞られているので、これは 100 に設定しておけば良いです。
その他、フィード消化に便利な機能
最近感動したのが、個々のエントリを見ているときに「上」にスワイプすると、エントリ全文を読み込んでくれる機能がネイティブで実装されていること。
これって、かつて、LDR Full Feed で実現されていた機能です。懐かしい。
これを利用すると、以下のようなサマリだけしかないエントリの全文が読み込めたりするようになって、「熟読すべきエントリかどうか」をより正確に判断できるようになります。
さらに、「上」にスワイプで全文フェッチであれば、「下」にスワイプはブラウザでの閲覧です。 起動するブラウザも、アプリ内 Web View なのか、外部ブラウザ (Chrome) なのかを選択できて、本当に至れり尽くせり。
まとめ
Inoreader けっこうフィード消化が捗るのでおすすめ。