理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

日記の役目

ぼくはわりと日記を書くのが好きで,書く日時をごまかして,ブログ上では毎日書いてることになっています.

むかし

中学生のときは「あゆみ」とかいう日記帳に毎日日記を書いて先生に提出するという宿題をすることになっていて,それはそれは苦痛を伴うものでした.なんで苦痛なのかっていうと,日記を書くより遊ぶ方が楽しいからですね.ぼくが中学生のころはスーパーヨーヨーとかが流行ってたりしましたけど,ぼくは結局スーパーヨーヨーとかは買わなくて,そのかわりゲームセンターのスロットで 777 を出して大儲けしたコインを一日で使い果たしたり,飼い犬とどっちが足が早いか競争した後完敗したりして楽しんでいました.もしかしたら日記を書くのは楽しかったのかもしれないんですけど,ゲーセンとか犬と競争したりするのがもっと楽しかったので,相対的には日記を書くのは好きでなかった.毎日 4 行くらいの文章を書き殴って,先生に提出とかしてたのです.

そういうわけでその 4 行の日記では「書くことがない日だった」という話を書いたりしてたんですけど,まぁそもそも書くことがない日というものはない.中学生というのは刺激に満ちあふれてて,ハシが落ちただけで爆笑するくらい全てが刺激的ですから,ハシが落ちたという話で 200 字の原稿用紙を埋めるくらい,たぶん余裕でしょう.でもぼくが中学生のころ,ハシが落ちた話で原稿用紙を埋めなかったのは,ハシが落ちた話を一生懸命書いて 30 分くらい時間を潰すより,友達と三井寿ゴッコをする方が楽しかったからなのです.

いま

今は日記を書くのが好きで,まぁご覧の通りです.

コイツは毎日が楽しくないクソ野郎だとかそういうわけでなく,毎日こういうことがあったんだなーということを記しておくのがとても楽しい.一年前はこういうことを思ってたんだなーとか見返すのも楽しいですし,考え方が変わっていくのを見るのもとても楽しい.大学に入ったときから日記をつけはじめて,このはてダにあるのはその一部でしかないんですが,自分の考え方なりが他の人に伝わるのもとても楽しいなぁと感じています.真剣に思いの丈を伝えたりする機会なんてのはなかなか双方向のコミュニケーションでは難しいときもありますけど,ブログみたいな一方向の媒体とかだとそれも楽勝ですね.結局中学生のころ日記が宿題に出たのも,先生がぼくたちの思いを知ったり,その思いから悩みとかをキャッチアップしたかったからなんだろうなと思って,4 行しか書かなかったのを反省してます.

ライフログとしてだけじゃなくて,自分を分かってもらうツールとしても日記てスゴい役に立つんだなーと,ぼくは今ごろになって気づいてきたのでした.