つい 2 週間くらいまえにぼくは採血をして、マジ死にそうなくらい痛みに耐えてよくがんばったし感動した。
しかしですね、世間様ってやつは甘くありません。全然あまくない。マジこわいしマジ危険。
採血の二週間後の今日に突如インフルエンザの予防接種しますみたいな社内イベントが盛大に開催されることになり、ぼくは朝から注射ヤだなー、マジかんべんしてほしいよなーって布団の中でブルブル震えるかわいそうな感じ。親からもらった体を傷つけるなんてって思ったり絶望して遊びました。
でも、実際に注射されてみると、インフルエンザの予防接種とか全然いたくない。なんかよくわからんけど、ぜんぜん痛くないんだ。明らかに鋭利な針でぼくの体が傷つけられてるんだけど、痛みとかしない。わからない。痛みってなんだ。なにもわからない。これでもう、自分の痛みが分からない鈍感な人間になったし、痛みは危険信号なのにそれが分からないとかまた死に一歩近づいたし、自分の痛みがわからないヤツとか人の痛みがわかるはずないし、もうぼくは人間としてダメだ。