理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

金が悲劇を生む

今日は Shibuya.lisp の日だったので、ぼくは意気揚々と渋谷に向かったりしました。会場は渋谷の EC ナビさんですが、ぼくは生まれてこのかた、EC ナビに時間どおりに到着したことがない。圧倒的なクオリティです。だれも追随できない。
しかし、しかしです、ぼくが今日遅刻せずに EC ナビに到着すれば、もはや何も問題がなくなる。「おまえは生まれてから今まで EC ナビに遅刻せずに到着したことがないクソだ」と罵声を浴びせられることもなくなる。そんな誰もが願って、誰もが憧れる最高のハッピーエンドってヤツに到着することができる。ですからぼくは、意気揚々と渋谷に向かったのです。
そしたら途中で、家に財布を忘れたことに気付いた。みんな知らないかもしれないから説明してやるけど、財布がないとぼくは電車に乗れない。もうだめだ。ぼくは汚名を被ったまま一生を終える。

財布は金を入れるためのものですから、金がなければぼくは財布を忘れることもなく、遅刻の危機に怯えることもなかった。悪いのはなんだ。悪いのは金だ!! 金がぜんぶわるい!!! 金が世の中をおかしくしてるんだ!!!!!

いいですかみなさん

みなさんの中には、やれ「要は使い方次第だよ」「金が悪いんじゃない、それは使う人による」とか、ヒューマンドラマみたいな薄っぺらいキレイごとをのたまうヤツとかいるだろうけど、「金が悲劇を生む」というのは世の中の常識、なんてたって、世界に名立たるカリスマファンドの長、鷲津さんの御言葉です。

鷲津さんの言葉は世界の法律ですから、みなさんは頭を垂れて、敬々しく従っておけばいいんだ!!!

それでもなぜか

こんなにも金は悲劇を生むと申し上げているにもかかわらず、みなさんは株だ、投資だと、金作りに励んでいらっしゃる。ぼくはもう、みなさんが悲劇の海へと飛びこんでしまうのを見ていることができません。
そこでぼくは決めた。みんなが持っている悲劇の種をぼくが受け取ってしまえば、みんなは悲劇の海から解放される。もちろん、ぼくも自分一人を悲劇の海へ突き落とすのは趣味じゃない。そんなことを考えていたら、おやおやぼくの目の前に、奨学金という名の 500 万を超える借金があるじゃないですか。
みなさんからは人間の業である金という魔物が離れ、ぼくの手元でぼくの借金と相殺して消えていく。これこそが、日本人の愛する調和美というものではないでしょうか!!!!!!!!!



という話を Shibuya.lisp の大休憩中に思いついた。