理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

ほろよいが我が家からカクテルパートナーを駆逐する

こないだの健康診断で、入社以来ぼくの体重が単調増加していることが判明してわりかし落ち込んだので、ぼくは家飲みを断固禁止し、これ以上の体重増加と死のリスク上昇を防ぐべく行動に出ていたのでした。
しかしよく考えてみると、家飲みを禁止することでストレスが蓄積、暴飲暴食と嘔吐を繰り返すようになることでやはり体調が悪化するとともに、血と汗の結晶である農作物が嘔吐されることによって農家の方々などが絶望し第一次産業を悲観するといった悲劇が容易に予想されることに気付きます。つまり、ぼくが家飲みを禁止することで、ぼくだけでなくみんなが悲しい思いするし、ぼくが家飲みを禁止することで、日本の産業構造が崩壊の危機に瀕する。これはよくないです。よくない。ぜったいよくない。だめですぜったい。さすれば、家飲みを禁止することを禁止しよう、それが 1 ヶ月ばかし前までの話です。

家飲み禁止令が施行されるまで、ぼくが酒のむみたいな話をしたときはだいたいカクテルパートナーを指していました。カクテルパートナーはおいしい。とくに、スクリュードライバーとピーチ&オレンジがおいしい。ほかにもなんか色々あるっぽいけど、ぼくはだいたいその 2 種類しか飲まない。ですから、マンションのゴミ捨て場に大量にスクリュードライバーかピーチ&オレンジがあるときは、たぶんぼくがゴミを捨てた日です。これからはどんどんゴミ捨て場をガン見しよう。

ガン見はみなさんにお任せするとして、ぼくはというと、家飲み禁止を禁止した後、「2 週間よく家飲みを禁止できましたね祭」みたいなのを家で一人で開催したんですけど、せっかくの祭にこれまでと同じ酒ではツマりません。今日のぼくは昨日までのぼくとは違わないといけない。それが成長というヤツです。人間は同じ自分ではいられないし、夢見る少女じゃいられません。ですからぼくは、これまでのカクテルパートナーではなく、ほろよいを買ってみたのでした。ほろよい。なんか冬季限定で冬みかん味みたいなの出てたからそれ買ったわけですよ。

そしたらですね、ほろよいがヤバいのですよ。ほんとにおいしい。これこそが人類の奇跡だし英知の結晶だなって思った。ノーベル賞にノーベル酒賞があったら、圧倒的多数によってほろよいが受賞してたにちがいないってくらいヤバい。なんでみんな飲んでないの。ぜんぜんわかんない。なんで最寄りのコンビニ扱ってないの。バカなの。死ぬの。ってくらいおいしい。ほろよいやばいぞ。
味をしめて、次にカルピスだかホワイトカルピスだかのほろよいを買ってみたけど、これもヤバい。ほんとにおいしい。人間は、これを生み出すために生まれてきたんじゃないかと思ったし、生きる意味を追求する哲学界が崩壊するんじゃないかと思いました。なんでおまえらほろよい飲んでないの。ほろよいの無い人生に生きる意味あるの。みんなほろよい飲んでないの真剣に後悔した方がいいし、可能なら人生やりなおした方がいいし、世の中のお母さんは羊水のかわりにほろよいをおなかに供給すべきだと思います。

そういうわけで、今後マンションのゴミ捨て場にカクテルパートナーの空き缶が大量に廃棄されることはないんですけど、ほろよいの空き缶が捨てられていたら、その日はたぶんぼくがゴミを捨てた日です。さぁみなさん、これからはどんどんゴミ捨て場をガン見しよう!!!!!!!!!!!!!