理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

ぼくらのぎっくり腰戦争(2日目)

目が覚めた。ちょっと寝れてたっぽい。相変わらず腰は痛いけど、昨日のような息のできないような長い痛みっていうのは感じなくなってた。 ちょっと快方に向かっているような気がする。

救急車を呼ぶべきか

それでも、とてもじゃないけど立てないし、日常生活はままならない。病院に行った方が良いんだろうけど、歩けないし、救急車つかっていいんだろうか。 そういうかんじで、とりあえず救急車使っていいのか、また、そもそも病院に行ったらなにかしてくれるのか (単に安静にしろって話なら、痛みあるし動きたくない) ってので、 相談ダイヤルを利用することにした。

相談ダイヤル、救急車とか利用すべきか迷ったら、とりあえず利用してみれば良いと思います。だいたいの都道府県でやってるとおもう。 そういえば、むかしダイヤル Q2 というものがあってだな、おじさんはむかしそこに公衆電話から電話しようとして繋がらなかったことがあったんだけど、そういうのとはちがいます。

相談窓口に電話して、たぶんギックリ腰なんですけど〜〜〜という話をしたら、

  • しびれはあるか
  • 尿は普通どおりか
  • 家に他の人はいるか

を聞かれて、しびれはないし尿はいつもどおり、妻はいるよと答えたら、 それでも本当にぎっくり腰かわからんから、とりあえず病院に行け、タクシーを使えという回答をもらった。

タクシーで病院まで移動

タクシー呼ぶとして、タクシーのところまで行けるか、行けたとして、タクシーを下りてから診療窓口まで歩けるか、というところがかなり自信がなかったんだけど、 妻が突っ張り棒を杖がわりに使えば良いんじゃね、という提案をしてくれて、これつかったらマジで良かった。 腰に負荷をかけるとジエンドなんだけど、杖の方に体重を逃がしてやれば一応歩くことができる。物をつたわりながら立ち上がるところまで行けるようにはなっていたので、これでなんとか病院までいけるという 望みがでてきた。

近場の病院に電話するも、今日は専門医がいないとか言われてしまったので、総合病院に電話した。総合病院から、うちの整形外科で診断できるよって言ってもらったので、 タクシーを自宅前に呼んで、運転手さんに事情を話し、総合病院まで連れていってもらった。

椎間板ヘルニアでないと断定はできないが

平日だというのに整形外科はハチャメチャに混んでいて、3 時間くらい待った。椅子に座るのがこわかったからずっと立ってたんだけど、 杖がわりに使っていた突っ張り棒がカチャカチャ言うもんだから、結構まわりの注目を浴びた。 3 時間たって診察室に呼ばれて、お医者さんが「カッコいい杖持ってるねー」と笑顔なく言ってくれたのが印象的だった。

とりあえずお医者さんに、

  • たぶんぎっくり腰だと思う
  • 昨日の 19 時頃にやった
  • 昨日は動けなかった
  • 今日はちょっと動けるようになった
  • しびれはない
  • 尿は正常

という話を伝え、すぐにレントゲンを撮った。レントゲンはベッドの上に寝て撮るタイプで、ベッドまで上がれるのか大変に不安だったんだけど、 助手みたいな人が結構色々と支えてくれて、なんとかなった。 右横、右斜め上、上、左斜め上、左の 5 枚のレントゲンを撮り、再度診察室へ向かう。

診察室では、お医者さんのデスクにぼくの背骨が写った写真が置かれていて、正直きれいな背骨だなぁと思った。ぼくはかなり猫背なので、もうすこしハチャメチャに湾曲しているものと思ってた。

お医者さんの話を聞くに、やはり椎間板ヘルニアかどうかが観点らしい。「椎間板って、レントゲンに写らないんだよ」と言われて、じゃぁなんでレントゲン撮ったんや、と思ったんだけど、 その後に妻から骨に異常がないか見たかったんじゃないかって言われて納得した。 とにかく椎間板ヘルニアはたいへん、手術もたいへん、みたいな話は聞いていたので、診断結果を聞くのはそれなりに恐怖していたんだけれど、 レントゲンに写らないから椎間板ヘルニアでないと断定はできない、けれど症状的にはいわゆるギックリ腰だと思うよってことで、コルセットと痛み止め、湿布の処方をもらった。 コルセットはその場で巻いてもらったんだけど、これすごいライフチェンジングで、腰がガッツリガードされるから、ずいぶんと楽になった。

1 万円ちかくかかるかなーって思ってたけど、病院で 3,000 円くらい、薬で 1,000 円くらいで、思っていたよりすげー安かった。日本の健康保険制度ありがとうございました。

その後

コルセットのおかげで従来比 2 倍速で歩くことができるようになり、かなり快調になってきた。コルセットは腰をガードしてくれて、その副作用として姿勢が矯正される。 姿勢が良いおかげでシャキシャキ意識が改善していき、できるビジネスマンよろしく院内を闊歩したら腰に痛みをかんじたのでシャキシャキするのはやめました。

家に帰ってから、安静にということで横になったけど、やっぱり改善はしているのはまちがいなくて、この日は結構眠ることができました。